2010年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向

  • 調査期間
  • 2010/06/02~2010/06/14
  • 調査対象
  • 全国(200地点)の15歳~79歳までの男女 1,200人(1地点6人×200地点)
  • 調査方法
  • 個別訪問調査

調査結果の概要

株式会社JTBでは、『夏休み(7月15日~8月31日)に、1泊以上の旅行に出かける人』の旅行動向の見通しをまとめました。その結果、今年の夏休みの海外旅行の行き先は、ハワイ、グアム・サイパン、中国に加え、円高でお得感が増した欧州が人気のようです。一方、国内旅行に目を向けると最も人気が高かったのは、「関東」20.7%でした。2位以下は、「近畿」11.6%、「東北」「甲信越」各10.5%の順となりました。利用する交通機関で最も多かったのは、「乗用車」69.9%でした。2位の「鉄道(「新幹線」14.5%、「在来線・私鉄」13.4%)」24.0%を大きく引き離しています。また、利用する宿泊施設は、「ホテル」33.4%、「旅館」28.1%、「実家・知人宅」27.9%などが上位に挙げられました。一緒に国内旅行に行く相手―同行者は、「家族づれ」65.8%が6割半ばを占め、その内訳を見ると、「子供づれ(中学生まで)」が35.0%、「夫婦のみ」が14.7%、「三世代」が8.4%となっています。旅行に行く目的はどのようなことでしょうか?最も多かったのは、「帰省、離れて住む家族と過ごす」21.5%でした。これに、「自然や風景を楽しむ」16.7%、「温泉でゆっくりする」12.5%などが続いています。

調査結果

2010年夏休み(7/15~8/31発)の海外旅行人数推移 (単位:万人)
2010年2009年前年比
総数244225+8.4%
アジア合計144.2133.0+8.4%
中国41.836.4+14.8%
韓国40.837.2+9.7%
台湾11.811.3+4.4%
香港10.99.7+12.4%
タイ8.210.8▲24.1%
シンガポール6.45.6+14.3%
インドネシア8.07.1+12.7%
マレーシア4.03.5+14.3%
その他12.311.4+7.9%
18.016.3+10.4%16.414.8+10.8%15.514.9+4.0%2.82.6+7.7%
北米州合計52.748.6+8.4%
ハワイ
グアム・サイパン
米国本土
カナダ
欧州合計34.532.5+6.2%
大洋州合計8.06.8+17.6%
オーストラリア5.64.5+24.4%
ニュージーランド1.00.9+11.1%
南太平洋1.41.40.0%
その他
(アフリカ・中近東・中南米)
4.64.1+12.2%
国内旅行先
昨年差
北海道7.9+1.4%
東北10.5+0.6%
関東20.7▲1.0%
甲信越10.5+1.4%
北陸4.4▲0.3%
東海7.7▲0.2%
近畿11.6+1.6%
中国・四国9.9+1.3%
九州7.3▲3.5%
沖縄3.7+1.0%
利用交通機関(海外旅行を除く)(複数回答)
昨年差
乗用車69.9+0.7%
※鉄道24.0▲0.2%
新幹線14.5+0.1%
在来線・私鉄13.4▲0.7%
航空機14.5+0.5%
長距離バス7.6+2.6%
フェリー・船舶2.0▲0.4%
その他0.4▲0.7%
※新幹線・在来線の重複回答を除いた比率
利用宿泊施設(海外旅行を除く)(複数回答)
昨年差
ホテル33.4▲5.4%
旅館28.1+5.9%
実家・知人宅27.9▲3.8%
民宿・ペンション13.4▲1.4%
その他5.5▲0.1%
同行者
昨年差
家族づれ+0.6%
子供づれ(中学生まで)35.0+0.2%
夫婦のみ14.7▲1.0%
三世代8.4+0.8%
それ以外(母と娘など)7.7+0.6%
家族と友人・知人5.9▲2.2%
友人・知人18.5+1.3%
団体(職場など)1.5▲0.3%
ひとり5.5+0.3%
旅行目的(単一回答)
昨年差
帰省、離れて住む家族と過ごす21.5▲2.8%
自然や風景を楽しむ16.7+4.4%
温泉でゆっくりする12.5+0.7%
海辺で保養・海水浴9.5▲1.1%
テーマパーク・レジャー施設7.3▲3.0%
家族や友人との親睦7.0▲0.4%
史跡や名所を見る4.8▲1.1%
ハイキング・登山・キャンプ等4.8+0.9%
調査実施先:株式会社JTB