住宅の防犯意識に関するアンケート調査 |
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調査結果の概要
不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は、このたび、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20代から~50代の既婚男女を対象に、住宅の防犯意識に関するアンケート調査を行いました。その結果を見ると、今の住まいを選んだ時、設備や立地などの防犯面を「重視した(「かなりした」+「まあした」)」人は男性で48.9%、女性で54.6%でした。集合住宅に住んでいる人が防犯を考慮して選んだ設備・条件のトップは、男性が「2階以上の階数にある」53.9%、一方、女性は「治安の良い立地である」53.1%となっています。「近所付き合いは防犯にもなる」と考えている人は、男性で89.1%、女性で80.4%と多いですが、実際に「近所付き合いをしている」人は4割ほど(男性37.6%、女性40.6%)で、決して多いとは言えないようです。自宅に対しての防犯意識が「高い」と思っている人は4人に1人(男性24.0%、女性24.9%)で、防犯対策として実際にしていることの上位3位は、男女とも「戸締りをしっかりする」、「訪問者の確認をする」、「住宅を選ぶ時、治安の良い立地を選ぶ」となっています。現在の自宅の防犯対策に「満足している」人は男女とも2割以下(男性19.8%、女性16.1%)で、半数(男性50.8%%、女性48.8%)もの人が不満を抱いています。防犯対策として最も効果が高いと思うものを挙げてもらうと、男女とも実際の対策同様、「戸締りをしっかりする」がトップ、2位は「ホームセキュリティサービスに加入する」でした。ひと月あたりのホームセキュリティサービス利用に払ってもいい金額は意外?なことに男女とも、「5,000円以上」(男性24.8%、女性31.5%)が最多となっています。平均すると、女性が「3,950円」、男性が「3,852円」と女性の方が「98円」ほど多めに払ってもよいと考えていることがわかりました。
調査結果
- 今のお住まいを選んだ時、防犯面(設備、立地等)の重視度はどのくらいでしたか? (単位:%)
- 集合住宅にお住まいの方、防犯を考慮して選んだ設備・条件は?(防犯面を「全く重視しなかった」人を除く415人)(複数回答) (単位:%)
男性
(n=191)女性
(n=224)2階以上の階数にある 53.9 50.4 治安の良い立地である 51.3 53.1 エントランスがオートロックである 31.9 37.1 管理人が常駐している 26.2 26.8 防犯カメラが設置されている 27.2 29.9 カメラ付きインターホンがある 20.4 29.9 - 近所付き合いは防犯にもなると思いますか? (単位:%)
- あなたは近所付き合いをしている方だと思いますか? (単位:%)
- あなたはご自宅に対しての防犯意識が高いと思いますか? (単位:%)
- あなたが防犯対策として実際にしていることは何ですか?(複数回答) (単位:%)
男性
(n=258)女性
(n=342)戸締りをしっかりする 88.0 82.7 訪問者の確認をする 67.8 76.3 住宅を選ぶ時、治安の良い立地を選ぶ 45.0 47.7 近所付き合いをする 41.5 38.0 カメラ付きインターホンがある 24.4 29.2 防犯カメラが設置されている住まいを選ぶ 23.3 19.3 留守の時でも明かりをつける 14.0 22.5 市販の防犯グッズを設置する 20.5 16.7 - あなたは現在のご自宅の防犯対策に満足していますか? (単位:%)
- それでは、防犯対策として最も効果が高いと思うものは何ですか?(実際にしていないものでも構いません) (単位:%)
男性
(n=258)女性
(n=342)戸締りをしっかりする 33.7 26.9 ホームセキュリティサービスに加入する 20.5 18.4 防犯カメラが設置されている 7.0 8.2 窓が防犯ガラスになっている 3.9 9.9 警察官立寄り所になっている 6.2 6.7 近所付き合いをする 5.4 5.6 管理人が常駐している住まいを選ぶ 5.8 5.3 - ホームセキュリティサービスを利用するとしたら、月にいくらまで払ってもいいと思いますか? (単位:%)
※ 現在のお住まいで、防犯面に不安を感じることを尋ねると、「1階に住んでいる」、「オートロックでも前の人に付いて入れるので意味がない」、「インターホンにカメラが付いていない」、「ピッキング対応キーでない」、「自由に敷地内に入れる」、「防犯カメラがない」、「オートロックでない」などが挙げられました。