住宅の防犯意識に関するアンケート調査

  • 調査期間
  • 2010/06/15~2010/06/18
  • 調査対象
  • 1都3県在住の20代~50代の既婚男女 600人(男性258人、女性342人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は、このたび、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20代から~50代の既婚男女を対象に、住宅の防犯意識に関するアンケート調査を行いました。その結果を見ると、今の住まいを選んだ時、設備や立地などの防犯面を「重視した(「かなりした」+「まあした」)」人は男性で48.9%、女性で54.6%でした。集合住宅に住んでいる人が防犯を考慮して選んだ設備・条件のトップは、男性が「2階以上の階数にある」53.9%、一方、女性は「治安の良い立地である」53.1%となっています。「近所付き合いは防犯にもなる」と考えている人は、男性で89.1%、女性で80.4%と多いですが、実際に「近所付き合いをしている」人は4割ほど(男性37.6%、女性40.6%)で、決して多いとは言えないようです。自宅に対しての防犯意識が「高い」と思っている人は4人に1人(男性24.0%、女性24.9%)で、防犯対策として実際にしていることの上位3位は、男女とも「戸締りをしっかりする」、「訪問者の確認をする」、「住宅を選ぶ時、治安の良い立地を選ぶ」となっています。現在の自宅の防犯対策に「満足している」人は男女とも2割以下(男性19.8%、女性16.1%)で、半数(男性50.8%%、女性48.8%)もの人が不満を抱いています。防犯対策として最も効果が高いと思うものを挙げてもらうと、男女とも実際の対策同様、「戸締りをしっかりする」がトップ、2位は「ホームセキュリティサービスに加入する」でした。ひと月あたりのホームセキュリティサービス利用に払ってもいい金額は意外?なことに男女とも、「5,000円以上」(男性24.8%、女性31.5%)が最多となっています。平均すると、女性が「3,950円」、男性が「3,852円」と女性の方が「98円」ほど多めに払ってもよいと考えていることがわかりました。

調査結果

今のお住まいを選んだ時、防犯面(設備、立地等)の重視度はどのくらいでしたか? (単位:%)
集合住宅にお住まいの方、防犯を考慮して選んだ設備・条件は?(防犯面を「全く重視しなかった」人を除く415人)(複数回答) (単位:%)
男性
(n=191)
女性
(n=224)
2階以上の階数にある53.950.4
治安の良い立地である51.353.1
エントランスがオートロックである31.937.1
管理人が常駐している26.226.8
防犯カメラが設置されている27.229.9
カメラ付きインターホンがある20.429.9
近所付き合いは防犯にもなると思いますか? (単位:%)
あなたは近所付き合いをしている方だと思いますか? (単位:%)
あなたはご自宅に対しての防犯意識が高いと思いますか? (単位:%)
あなたが防犯対策として実際にしていることは何ですか?(複数回答) (単位:%)
男性
(n=258)
女性
(n=342)
戸締りをしっかりする88.082.7
訪問者の確認をする67.876.3
住宅を選ぶ時、治安の良い立地を選ぶ45.047.7
近所付き合いをする41.538.0
カメラ付きインターホンがある24.429.2
防犯カメラが設置されている住まいを選ぶ23.319.3
留守の時でも明かりをつける14.022.5
市販の防犯グッズを設置する20.516.7
あなたは現在のご自宅の防犯対策に満足していますか? (単位:%)
それでは、防犯対策として最も効果が高いと思うものは何ですか?(実際にしていないものでも構いません) (単位:%)
男性
(n=258)
女性
(n=342)
戸締りをしっかりする33.726.9
ホームセキュリティサービスに加入する20.518.4
防犯カメラが設置されている7.08.2
窓が防犯ガラスになっている3.99.9
警察官立寄り所になっている6.26.7
近所付き合いをする5.45.6
管理人が常駐している住まいを選ぶ5.85.3
ホームセキュリティサービスを利用するとしたら、月にいくらまで払ってもいいと思いますか? (単位:%)
現在のお住まいで、防犯面に不安を感じることを尋ねると、「1階に住んでいる」、「オートロックでも前の人に付いて入れるので意味がない」、「インターホンにカメラが付いていない」、「ピッキング対応キーでない」、「自由に敷地内に入れる」、「防犯カメラがない」、「オートロックでない」などが挙げられました。
調査実施先:アットホーム(株)