第2回『世代をつなぐ食』その実態と意識(3)

  • 調査期間
  • 2010/02/22~2010/03/10
  • 調査対象
  • 首都20km~50km圏に居住する、子どもを持つ30歳~59歳の主婦500人(有効回収率 80.0%:400人)
  • 調査方法
  • 自記式留置法

調査結果の概要

(先月号より続く)『安全な食』のための対応や、生活習慣として、実行していることを尋ねたところ、最も多かったのは、「原産地を確認する」79.3%でした。以下「なるべく手作りする」68.5%、「食品の表示をよく読む」65.5%が続きました。『出来合いの惣菜』について、どう考えているのでしょうか?「すぐ食べられて便利」79.8%が第一。そして、「少量欲しい時によい」46.0%、「自分では作り難い料理が食べられる」43.0%などの利点が上位に挙げられましたが、「価格が高い」49.8%や「味が濃い」39.5%などの『否定的な』意見も見られました。自分自身や家庭の食生活について望んでいること、実現していることを尋ねました。その結果、4人に3人以上が、「料理のレパートリーが多い」85.0%、「なるべく手作りする」82.3%、「料理が上手」78.8%、「安全な食品を利用する」74.5%を望んでおり、また、実現していることでは、5人に2人以上が、「なるべく手作りする」76.3%、「夫や子どもの弁当を作る」51.5%、「食事の支度にあまり時間をかけない」43.3%、「食事中の会話が多い」41.0%を挙げました。料理や食についての知識を、主に誰から教わったり、何からとり入れてきましたか?「母親」86.5%が最も多く、やはり、家庭の味は『母から子へ』と伝承されていくのでしょうか。次いで「テレビ番組」73.8%、「雑誌」と「本」各59.0%といったメディア関連が続いています。子育てをする中で、食べ物や食事について、子どもに言い聞かせたり、守らせようとしたことを尋ねてみたところ、「食べ物を粗末にしない」84.8%が最も多く、「好き嫌いをしない」82.5%、「いただきます、ごちそうさま、と言う」79.8%が続き、また、参加・実行させてきたことでは、「食事後の食器を運ぶ」79.5%が最も多く、以下「食卓の準備」65.8%、「食品の買い物」58.8%が続きました。『食事の支度』をさせたという人に、第一子にはどんなことをさせたのか尋ねてみました。「野菜などの皮をむく、切る」79.4%が最も多く、以下「お米をとぐ」69.1%、「料理を作る」64.6%の順となっています((4)に続く)。

調査結果

(先月号より続く)
“安全な食”のための対応や、生活習慣として、実行していること(n=400)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
“出来合いの惣菜”について、どう考えているか(n=400)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
自分自身や家庭の食生活について望んでいること(n=400)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
自分自身や家庭の食生活について実現していること(n=400)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
料理や食についての知識を、主に誰から教わったり、何からとり入れてきたか(n=400)(複数回答) (単位:%)
子育てをする中で、食べ物や食事について、言い聞かせたり、守らせようとしたこと(n=400)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
子育ての中で食べ物や食事について、参加・実行させるようにしてきたこと(n=400)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
“食事の支度”は、具体的にはどんなことをさせたか(第一子の場合)(“食事の支度”をさせたという人:n=223)(複数回答) (単位:%)
((4)へ続く)
調査実施先:農林中央金庫