第16回(平成22年度)水にかかわる生活意識調査(2)

  • 調査期間
  • 2010/06/10~2010/06/15
  • 調査対象
  • 東京圏、大阪圏、中京圏に居住する20歳代~60歳代の男女 1,500人(男女各750人)(各地域500人)
  • 調査方法
  • FAX調査

調査結果の概要

((1)より続く)『水の都』という言葉のイメージに最も近い日本の町や都市を挙げてもらったところ、トップは「大阪」23.5%でした。以下「大垣」5.9%、「京都」3.1%と続きますが、「思い浮かばない」19.1%との回答が2割を占めています。好きな水辺について尋ねたところ、1位は「渓流・滝」47.7%、以下「海の砂浜」44.5%、「温泉」「川岸」同32.1%の順でした。子どもたちに伝えたいと思うものでは、約6割が「生き物が豊かな水辺の大事さ」59.2%を挙げています。将来にわたって、きれいな水が飲めるようにするために必要なことを尋ねたところ、1位は「森林の保全」44.0%、以下「家庭の節水・汚水を排水しない努力」38.1%、「河川や海にゴミを捨てない意識向上」36.8%と続きました。男女別に見ると、男性は「森林の保全」46.8%、「河川や海にゴミを捨てない意識向上」35.2%、「学校での自然・環境教育の充実」33.7%の順で、『将来展望型』ともいえる項目が1位と3位に入っています。女性は「家庭の節水・汚水を排水しない努力」45.7%、「森林の保全」41.2%、「企業の節水・汚水を排水しない努力」38.8%の順で多く、女性は家庭での努力とともに、企業の具体的なアクションを望む『即実行型』と言えそうです。100年後の水をとりまく環境の予測1位は「環境税が導入されている」37.2%、2位は「水道料金が高騰している」31.9%と金銭的負担の増加が上位を独占しました。その一方で、「水処理技術の進歩で海水が飲める」24.5%、「人工的に雨を降らせることができる」22.3%、「海や川がきれいになっている」20.5%といったポジティブな見方もそれぞれ20%以上が予測しました。地球温暖化をストップさせるためにひと月あたり支払ってもよい金額を尋ねたところ、「~2,000円未満」33.0%という回答が最も多く、平均で月額「2,856円」でした。

調査結果

((1)より続く)
水の都のイメージの都市トップ5(n=1,500)(自由回答) (単位:%)
好きな水辺(n=1,500)(複数回答) (単位:%)
子どもたちに伝えたいと思うもの(n=1,500)(複数回答) (単位:%)
きれいな飲める水を残すために必要なこと(複数回答) (単位:%)
100年後の水をとりまく環境予測(複数回答) (単位:%)
地球温暖化ストップのために払ってもよい額:月額(n=1,414)(金額を自由回答) (単位:%)
調査実施先:ミツカン水の文化センター