『七夕に関する意識と実態』調査

  • 調査期間
  • 2010/04/28~2010/05/18
  • 調査対象
  • 全国に居住する七月七日生まれの10代~60代の男女 1,024人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

カルピス(株)は、1919年7月7日に乳酸菌飲料「カルピス」を発売したことにちなんで、七月七日生まれの人を対象にした『七夕』に関する意識と実態について調査しました。その結果によると、七夕生まれの6割弱(57.1%)の人が、七夕は日本だけ(他の国では行われていない)の行事と誤解していることが明らかになりました。また、笹飾りの風習の始まりについて、正しく「江戸時代」と回答できた人は12.5%で、およそ6割(58.7%)が「平安時代」と誤解していました。唱歌『たなばたさま』の認知度は、「よく知っている」54.5%と「だいたい知っている」40.9%を合わせて95.4%と、ほとんどの人がこの歌を知っていることがわかりました。しかし、笹飾りに付ける短冊の色数~唱歌『たなばたさま』の歌詞に出てくるのに~正しく「5色」33.8%と答えられた人は、1/3でした。また、短冊に書く願い事の内容は、元々どのような内容だったと思いますか?という質問に対する回答では、正解の「豊作祈願」53.2%と誤解の「恋愛成就」42.8%が群を抜いて多くなりました。七夕の行事食について尋ねると、正解の「そうめん」31.7%を挙げた人は3割、「おだんご」と回答した人が23.3%、一方で、「知らない」24.2%という人が4人に1人いました。七夕生まれの9割弱(89.9%)の人が、七夕伝説を知っていました。しかし、織姫と彦星の関係(夫婦)を正しく認識していた人は2割(21.0%)で、8割弱(77.1%)が「恋人」と誤解していることがわかりました。続いて、織姫と彦星の仕事については半数以上の人が正しく答えています(「機織り」54.9%と「牛飼い」64.7%)。七夕生まれの誕生日の過ごし方を見ると、例年、誕生日のお祝いをしてもらっている(いつもしてもらう)45.6%+「してもらうことが多い」30.4%)人は76.0%で、うち3/4が「家族」75.2%にお祝いをしてもらっていることがわかりました。

調査結果

七夕は日本だけ(他の国では行われていない)の行事だと思いますか?(n=1,024)(単一回答)
笹飾りの風習がいつごろ始まりましたか?(n=1,024)(単一回答)
唱歌<たなばたさま>を知っていますか?(n=1,024)(単一回答)
笹飾りに付ける短冊の色数はいくつですか?(n=1,024)(単一回答)
短冊に書く願い事の内容は、元々どのような内容だったと思いますか?(n=1,024)(単一回答)
七夕の行事食は何ですか?(n=1,024)(単一回答)
七夕伝説を知っていますか?(n=1,024)(単一回答)
(上記設問で「知っている」と回答した人たちへ)織姫と彦星の関係は?(n=920)(単一回答)
(同上)織姫と彦星の仕事を知っていますか?(n=920)(単一回答) (単位:%)
織姫の仕事彦星の仕事
機織り(○ 正解)54.9牛飼い(○ 正解)64.7
巫女(× 誤解)14.7農民(× 誤解)9.8
舞姫(× 誤解)12.5神主(× 誤解)8.3
歌姫(× 誤解)4.7漁師(× 誤解)7.2
歌人(× 誤解)3.3占星術師(× 誤解)1.6
その他0.2その他0.0
知らない9.8知らない8.5
例年、誕生日のお祝いをしてもらっていますか?(n=1,024)(単一回答)
(誕生日のお祝いをしてもらっている人へ)誰にしてもらうことが多いですか?(n=778)(単一回答)
調査実施先:カルピス(株)