2010年『タバコやめてネ』コンテスト

  • 調査期間
  • 2009/06~2010/05
  • 調査対象
  • ハガキ、FAX、eメールでの応募者
  • 調査方法
  • ハガキ・FAX・インターネット調査

調査結果の概要

タバコ問題首都圏協議会では、毎年「世界禁煙デー」に呼応して、(1)世界禁煙デー記念シンポジウム/(2)「卒煙表彰」/(3)そしてこの「コンテスト」を行っております。「コンテスト」は2003年から実施しており、「若い人たちをはじめ、幅広く国民に禁煙を考えるきっかけを与えると考えられる著名人」が対象です。2003年以降の方々は以下の通りでした。[2003年=木村拓哉さん/2004年・2005年=和田アキ子さん/2006年=金本知憲選手/2007年=和田アキ子さん/2008年=小栗旬さん]。「和田さん」は、3回もコンテストの1位でしたが、2008年夏の訪米を機に禁煙に挑戦されたとのことです。昨年のNo.1には、NHK「ためしてガッテン」で、「健康問題」の司会を務め、また新作落語で活躍中の「立川志の輔さん」でした。2010年の結果を見ると・・・コンテストで選ばれた「タバコをやめてほしい著名人」とその理由は以下の通りです(「卒煙表彰」は、2000年から「禁煙に成功し、タバコ問題の解決や禁煙について前向きな発言をされている著名人の方」を臨時表彰しております)。昨年からの投票で、「嵐」(全員がスモーカーとのこと)が第1位となっております。また、同協議会では、5月29日に行われた今年の「世界禁煙デーイベント」に際し、俳優の「舘ひろしさん」と落語家の「桂歌丸さん」に「卒煙表彰状」を贈りました。

調査結果

タバコをやめてほしい著名人
氏名
1
(グループ)
274面白くて好感がもてるメンバーが揃っているので、喫煙者であるのがもったいない/今一番人気の嵐のメンバーが全員喫煙者なんて!ゲンメツ!/とても人気のあるグループなので、きれいな肺であって欲しい/タバコをやめて、若い女性に正しいことを伝えよう!
2木村拓哉
(タレント)
185タバコ=カッコいいは過去の話。今はタバコ=クサイ、キタナイ、ケムイの3Kですよ/最近、スモーカーズフェイスが気になります。
3宮崎駿
(アニメ監督)
164子供の夢を作る人が薬物中毒なのはダメ!/「自然」や「環境」の大切さを教える人がヘビースモーカーとは・・・。
4立川志の輔
(落語家)
137声ガラガラ。いい落語やって欲しいので早くやめたら/アッコに負けるな/テレビで健康を訴えているのに喫煙者とは。「ガッテン」できません/「睡眠時無呼吸症候群」もタバコと密接な関係あり。
5明石家さんま
(タレント)
104「トーク番組」での喫煙をやめるべきだ/テレビ画面からタバコの煙が立ち昇ってくるようだ。声もガラガラになってきましたね。
6黒木瞳
(女優)
74常に人気女優の上位。綺麗な顔もスモーカーフェイスにならないよう、一日も早くやめたらいかが/いつまでも若々しく綺麗な女優でいて下さい。
7北川景子
(女優)
73最近、人気急上昇中の女優で、若い女性への悪影響が心配/週刊誌に酒とタバコの常用者であることが取材されていましたね。残念。
8戸田恵子
(女優・声優)
69アンパンマンの声がタバコ臭いなんて嫌だ!
9櫻井翔
(タレント)
65「嵐」のリーダーだが、最もヘビーとは残念。ぜひ禁煙を!/頭良さそうなのにスモーカーとは残念!
10工藤公康
(プロ野球選手)
56中年の希望の星がスモーカーとは・・・。やめれば50歳まで現役続行!
次点酒井法子
(タレント)
55芸能界復帰濃厚ですが、薬もタバコもやめて欲しい/覚せい剤もタバコもやめるべきです。
【12位以下】(敬称略)
小栗旬/太田光/田中宥久子/宮根誠司/養老孟司/かわぐちかいじ/志村けん/所ジョージ/片瀬那奈
【選考方法】
  2009年6月から2010年5月の1年間、毎月投票を公募。応募者は「やめてほしい」著名人を3人選び、1位5点、2位3点、3位1点で計算。1年間の総合得票点数を出しました。
《2010年『禁煙週間』特別企画》
『禁煙ジャーナル』選定「ワースト・スモーカー」ワースト10リスト
森永卓郎
(経済評論家)
最近、テレビに盛んに出ており、また新聞・雑誌での発言も目立つが、他の問題ではかなり傾聴に値する発言を行っているにも関わらず、「タバコ問題」になると、とたんにトーンダウンで、「禁煙運動」を誹謗・中傷している。もっとも、1980年東大卒業後、最初に入社した会社が日本専売公社であり、その後JTとなってからも、通産8年間は「日本たばこ産業(株)」の禄を食んでいた人であり、今は一生懸命に“恩返し”をしているのが実態か。
猪瀬直樹
(東京都副知事)
禁煙運動に対して常に偏見を持っている人物。静岡新聞(11.22)では、「タバコは“悪”といいきれるのか」「喫煙者を締め出す考え方は疑問」などと、無知・無理解なコメントを行っている。
岩美隆夫
(政治評論家)
「サンデー毎日」誌上で、年に何回か禁煙運動を誹謗。価格問題では「健康と増税の二兎を追うようなやり方は納得できない」「喫煙者の駆け込み寺だったタクシーが全国的にだめになっていく」などと、運転者の受動喫煙被害を全く無視した暴論を。斉藤貴男氏との対談で「暴論」を展開。
黒鉄ヒロシ
(漫画家)
北海道新聞(09.12.6)の「サンデー討論」(相手は渡辺文学)で、「タバコは合法であり愛煙家は税金も払っている。たばこが害悪ならば法律改正の議論から始めなければならない」「庶民から金持ちまで平等に楽しめる嗜好品」「健康被害の他の要因はないのか」などと無知・無理解発言を連発。
ジェームズ三木
(脚本家)
毎日新聞(09.11.5)で、長浜博行参議院議員と対決。「増税は格差社会を助長」と題して、禁煙運動を批判。「居心地の悪い世の中になった」「たばこにはもう十分税金がかかっている」などと、これまた無知・無理解発言。
養老孟司
(評論家)
禁煙運動はファッショ、魔女狩りなどと誹謗・中傷を繰り返しており、多くのメディアで「暴論」を展開している。
倉本聡
(脚本家)
環境問題の重要性を盛んに主張しているが、テレビや新聞インタビューなどの際にも必ず手にタバコ。青少年に多大の悪影響を与えている。
山崎正和
(中教審会長)
新聞や養老孟司氏との対談などで、執拗に禁煙・嫌煙権運動を中傷。「教育者」として、タバコ問題について無知・無理解発言を続けている。
志村けん
(タレント)
テレビ番組のコントでは、必ずタバコを吸いながらのシーンを演出。自身の喫煙が未成年者に与えている悪影響を全く省みない姿勢が続いている。
宮崎駿
(アニメ監督)
倉本聡氏と同様、環境の大切さや命の問題をアニメで表現しているが、常にタバコを離さない。矛盾した生き方ではないか。子どもへの悪影響も心配。
※(次点)
すぎやまこういち
(作曲家)
月刊誌「Will」新年号で、「たばこ増税はナチスと同じ禁煙ファシズムだ!」と禁煙運動を誹謗・中傷。「肺がん増加は自動車のせい」「喫煙という行動を国家が規制することは国民の自由な行動を制限」「受動喫煙という言葉を生み出したのもナチス」などと、支離滅裂なコメント。
故平山雄博士は、「禁煙運動」を誹謗・中傷している著名人に対して「ニコチンに脳をハイジャックされている人物」と指摘していました。他の諸問題では、時代の流れ、世界の動向に目配りした意見でも、こと「タバコ」になると、まるで支離滅裂なコメントを行っているのがその証拠です。
調査実施先:タバコ問題首都圏協議会