ミセスの「お墓とお墓参り」意識アンケート

調査結果の概要

主婦を対象としたフリーペーパー「リビング新聞」を発行する(株)サンケイリビング新聞社のグループ企業である「リビングくらしＨＯＷ研究所」は、ミセスを主なユーザーとするウェブサイト「えるこみ」で、ミセスのお墓とお墓参りの意識を探るアンケート調査を実施。世代間で微妙に変化する「お墓とお墓参りに対する気持ち」をまとめました。その結果を見ると、もしものとき･･･自分が入るお墓が「決まっている」というミセスは38.2％。反対に「決まっていない」43.9％、「わからない」17.9％、合計で61.8％と、半数以上が自分が入るお墓は「まだない」という状態でした。「決まっている」という人のお墓は、「夫の実家の墓」69.5％がトップ。次いで「自分の代で建立した墓」13.4％、「自分の実家の墓」11.6％の順となりました。自分のお墓について考えるのは、どんなタイミングですか？と尋ねると、「親が亡くなったとき」29.8％がトップ。次いで「夫婦や家族で話題になったとき」25.8％、「自分や夫が病気になったとき」24.4％、「親が高齢になったと感じたとき」23.2％と、夫や両親など身近な人の健康状態の変化や家族の話題によることが多いようです。一緒のお墓に入りたい相手を選んでもらったところ、67.6％が「夫」と回答。第２位は「自分の子供」42.2％、第３位は「自分の親」31.4％と、自分自身の血縁が中心という結果になりました。一方、できれば一緒に入りたくないという相手は、「特にいない」58.0％というミセスが約６割。しかし、残りの４割のミセスの中には、「夫の親」26.9％、「夫の兄弟姉妹」23.2％、「夫の先祖」22.5％とは、できれば入りたくないと考える人が、それぞれ25％前後いました。お墓参りによく行く時期は「お盆」63.0％がトップ。次いで「お彼岸（春）」48.5％、「お彼岸（秋）」44.7％と続き、年代別で比べると、「お盆」や「正月」にお墓参りに行く割合は差が見られませんが、「お彼岸（春・秋）」では、50代では５～６割であるのに対し、20代では２割台に激減。若い世代での「お彼岸」意識は薄れつつあるようです。自分の葬儀についての気持ちを尋ねると、「（どちらかといえば）やらなくてもいい」というミセスが37.9％。「葬儀はやるべき」という回答は62.1％でした。戒名についてのミセスの意向は、「戒名はいらない」72.2％が圧倒的に多い結果となりました。遺言については、（葬儀への意向に関係なく）「書いておきたい」という人が59.2％と約６割に及びました。

調査結果