産地直送に関する主婦の意識調査

  • 調査期間
  • 2010/05/25~2010/05/27
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする、主に自分が家庭の食材を購入している20歳~49歳の主婦 1,000人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

パルシステム生活協同組合連合会は、産地直送に関する主婦の意識調査を実施しました。主に自分が家庭の食材を購入している20歳から49歳の主婦に対し、『産地直送』とは、どういうことだと思うか?尋ねたところ、その字の通り「産地から直接送られてくること」81.2%が最も高く、以下「生産者・産地が明らかであること」69.3%、「収穫されてから時間があまり経っていないこと」48.9%と続きました。今回の調査では、『産地直送』とは『生産者・産地が明らかであること』を指すものと提示した上で、今後の産地直送に求めるものを尋ねると、「新鮮さ」91.4%と「安心・安全」90.1%の2つで9割を超えました。産地より取り寄せたい果物は?「さくらんぼ」56.0%、「もも」46.8%、「りんご」33.7%が上位3位となりました。「マンゴー」、「いちご」、「なし」では、年代が下がるにつれて人気が高くなる傾向があるようで、20代の主婦では30代40代の主婦よりも5pt以上高くなっています。また、果物を『お取り寄せ』する際に、気にする点では、「鮮度」92.2%、「価格」84.9%、「味」81.3%の3つが8割を超えました。なくなったら困るというものを尋ねたところ、やはり「米」98.3%はなくてはならないものとなっているようです。以下「鶏卵」57.9%、「豚肉」52.9%の順となりました。日本の農家で生産されている野菜や果物は、『世界に誇れる品質』だと思いますか?「思う」は95.4%、「思わない」は4.6%となり、国産の野菜や果物に対して誇りを持っている主婦が大多数のようです。各用語の認知度(「意味まで知っている」と「聞いたことがある程度」の合計)を見ると、地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費することを指す『地産地消』は70.0%であるのに対し、食料を生産してから消費者の口に入るまでに、食料がどれくらいの距離を運ばれてきたのかを数字で表した『フードマイレージ』では38.2%、生鮮食品や医薬品などを生産・輸送・消費の過程の間で途切れることなく低温に保つ物流方式を指す『コールドチェーン』は23.3%に留まっています。また、野菜を保存する際、保存適正温度(または保存適正温度帯)を意識しているか?尋ねると、「意識している(「非常に意識している」3.9%+「ある程度意識している」54.2%)」は58.1%となりました。年代別で「意識している」の割合を見ると、20代主婦では48.7%、30代主婦では54.8%、40代主婦では64.7%となり、年代が上がるにつれ、保存適正温度の意識も高まるようです。

調査結果

“産地直送”とは、どういうことだと思うか(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで)
今後の産地直送に求めるもの(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで)
産地より取り寄せたい果物(複数回答形式) (単位:%)
合計
(n=1,000)
20代
(n=150)
30代
(n=425)
40代
(n=425)
さくらんぼ56.058.754.856.2
もも46.851.345.946.1
りんご33.734.731.335.8
みかん30.631.330.630.4
マンゴー29.836.030.127.3
いちご29.036.030.624.9
なし28.233.328.026.6
ぶどう27.026.726.128.0
メロン23.420.723.124.7
すいか12.313.312.511.8
果物を“お取り寄せ”する際に気にする点(n=1,000)(複数回答形式)
なくなったら困るというもの(n=1,000)(複数回答形式:5つまで)
日本の農家で生産されている野菜や果物は、“世界に誇れる品質”だと思うか(単一回答形式)
各用語の認知率(単一回答形式)
野菜を保存する際、保存適正温度(保存適正温度帯等)を意識しているか(単一回答形式)
調査実施先:パルシステム生活協同組合連合会