第2回『世代をつなぐ食』その実態と意識(1)

  • 調査期間
  • 2010/02/22~2010/03/10
  • 調査対象
  • 首都20km~50km圏に居住する、子どもを持つ30歳~59歳の主婦500人(有効回収率 80.0%:400人)
  • 調査方法
  • 自記式留置法

調査結果の概要

農林中央金庫では、首都圏の子どもを持つ主婦を対象に標記テーマの調査を実施しました。その結果を見ると、朝食の支度にかける時間は「10~20分未満」34.0%という人が最も多く、以下「30~40分未満」32.8%、「20~30分未満」24.0%が続き、平均値は「22.6分」でした。一方、夕食の支度では、「60~70分未満」50.3%という人が圧倒的に多く、かなり差が開いて「40~50分未満」15.8%、「30~40分未満」11.5%などが続きます。しかし、平均時間にすると「58.6分」と「1時間」をやや下回りました。週に何回、家族全員が揃って食事をするか?尋ねたところ、朝食は「ほとんどない」32.5%が最多でした。「2~3回」27.0%、「1回」「6~7回」各16.0%と続き、平均回数は「2.3回/週」です。夕食では「2~3回」43.8%という家庭が圧倒的多数派で、以下「4~5回」17.8%、「1回」16.0%と1割台で、平均回数は「3.1回/週」です。朝食との大きな相違点は「ほとんどない」7.0%が大きく減った点です。家族全員が揃った食事の所要時間を尋ねたところ、朝食では、「30~40分未満」29.5%が最多、以下「10~20分未満」26.5%、「20~30分未満」22.8%と続きます。平均所要時間は「22.4分」です。夕食では、「60~70分未満」36.5%が最も多く、以下「30~40分未満」25.3%、「40~50分未満」16.3%の順となっています。平均所要時間は「49.0分」です。『生鮮食品』を選ぶ時、特に気をつけている点を3つまで挙げてもらったところ、「賞味期限・消費期限」75.0%が最も多く、次いで、「価格」62.3%、「原産地」61.3%。『加工食品』では、「賞味期限・消費期限」79.5%、「価格」50.8%、「添加物」43.0%が上位3位となっています。13種類の料理・食品について「購入することが多い」のか、「作ることが多い」のかを尋ねたところ、「購入することが多い」という割合が高い料理・食品は、『ドレッシング』79.5%と『だし』73.0%。この2つは7割以上を示しました。一方、作ることが多い料理は、「みそ汁」92.3%、「きんぴらごぼう」85.3%、「おにぎり」85.0%などが上位です。『我が家の味』を一品挙げてもらいました。その結果、「餃子」13.0%が最も多く、以下「肉じゃが」10.3%、「野菜の煮物」8.3%が続いています((2)に続く)。

調査結果

普段食事の支度にかける時間(n=400)
<朝食>
<夕食>
家庭で、家族全員が揃って食事をとる回数は週何回か(n=400)
家庭で、ふだん家族全員が揃って食事を食べる時の所要時間(n=400)
<朝食>
<夕食>
“生鮮食品”を選ぶ時、特に気をつけている点(n=400)(3つまで)
“加工食品”を選ぶ時、特に気をつけている点(n=400)(3つまで)
料理・食品は、購入することが多いか、自分で作ることが多いか(n=400)
“我が家の味”といえばどんな料理か(n=400)(ベスト15)
((2)に続く)
調査実施先:農林中央金庫