小学校4年生~6年生に聞く『放課後(アフター3)の過ごし方』と能力の自己評価~放課後の過ごし方(4) |
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調査結果の概要
((3)より続く)なりたいと思う具体的な人は誰か?答えてもらいました。様々な人が挙げられ、回答は非常に分散しましたが、「イチロー選手」4.7%が最も多く、次いで「中村俊輔選手」3.3%とスポーツ選手が1位2位を占めました。『なりたいと思う』人のようになるには何が必要だと思うか?を見ると、「勉強する」56.0%が半数を超え、以下「体力をつける」35.7%、「スポーツをする・うまくなる」33.3%が続きました。自分のほうがまわりの人よりも優れていると思う能力は?「運動」37.7%がやや突出して多くなっています。「人を笑わせること」27.3%、「音楽」20.7%が挙げられました。一方、劣っていると思う能力では、「字のうまさ(字がきれいなこと)」33.3%、「文を書くこと」28.7%、「手先の器用さ」「芸術のセンス」同24.0%が上位3位となりました。基本能力といわれる『読み・書き・計算』に自信があるか?を見ると、いずれについても、「自信がある」が40%前後、「自信がない」が15%前後となっており、項目による差はあまり見られませんでした。算数の好き嫌いについて、「好き」43.0%という回答が「嫌い」19.7%という回答の2倍以上の割合となっています。どちらかといえば、小学生は『算数好き』と言ってよさそうです。性別で見ると、男子では「好き」が52.0%と、女子(34.0%)よりも20pt近く高くなっています。学年別で見ると、「好き」の割合は、5年生(47.0%)で最も高くなっています。また、学習塾に通っている人では、「好き」(50.4%)な割合が通っていない人(37.4%)に比べて10pt以上高くなっています。得手不得手では、「得意」35.0%という回答が「不得意」15.7%という回答を大きく上回っています。性別で見ると、男子(42.7%)のほうが女子(27.3%)よりも「得意」の割合が高くなっています。学年別ではあまり大きな差はありませんでした。また、学習塾に通っている人では、「得意」(42.6%)の割合が通っていない人(29.2%)に比べて10pt以上高く、学習塾に通っている効果が表れているようです。計算力(計算の正確さ/速さ/仕組みがわかる/暗算能力の4項目)に自信を持っているか?を見ると、いずれの項目においても、「自信がある」割合は3割弱を占めて、「自信がない」を上回っていますが、「自信がない」の割合は、『暗算能力』25.3%や『計算の速さ』23.3%で高めとなっています。
調査結果
- ((3)より続く)
- なりたいと思う具体的な人(n=300)(上位10位まで)
- (敬称略)
- “なりたいと思う”人のようになるには何が必要だと思うか(n=300)(複数回答)(上位10位まで)
- 自分のほうがまわりの人よりも優れていると思う能力/劣っていると思う能力(n=300)(複数回答) (単位:%)
優れていると思う能力 劣っていると思う能力 運動 37.7 18.3 人を笑わせること 27.3 16.7 音楽 20.7 16.0 挑戦心 18.0 17.0 字がきれいなこと 17.7 33.3 手先の器用さ 17.3 24.0 がまん強さ 15.7 22.0 人と話し合うこと 15.3 13.7 読んで理解すること 9.7 21.7 芸術のセンス 9.0 24.0 文を書くこと 8.3 28.7 表現力 8.3 18.3 数感覚 7.0 18.3 その他 5.0 0.7 特にない 13.3 14.3