小学校4年生~6年生に聞く『放課後(アフター3)の過ごし方』と能力の自己評価~放課後の過ごし方(4)

  • 調査期間
  • 2010/01/26~2010/02/09
  • 調査対象
  • 首都圏30km圏に居住する小学校4年生~6年生の男女 300人(男女各150人)
  • 調査方法
  • 自記式記入法

調査結果の概要

((3)より続く)なりたいと思う具体的な人は誰か?答えてもらいました。様々な人が挙げられ、回答は非常に分散しましたが、「イチロー選手」4.7%が最も多く、次いで「中村俊輔選手」3.3%とスポーツ選手が1位2位を占めました。『なりたいと思う』人のようになるには何が必要だと思うか?を見ると、「勉強する」56.0%が半数を超え、以下「体力をつける」35.7%、「スポーツをする・うまくなる」33.3%が続きました。自分のほうがまわりの人よりも優れていると思う能力は?「運動」37.7%がやや突出して多くなっています。「人を笑わせること」27.3%、「音楽」20.7%が挙げられました。一方、劣っていると思う能力では、「字のうまさ(字がきれいなこと)」33.3%、「文を書くこと」28.7%、「手先の器用さ」「芸術のセンス」同24.0%が上位3位となりました。基本能力といわれる『読み・書き・計算』に自信があるか?を見ると、いずれについても、「自信がある」が40%前後、「自信がない」が15%前後となっており、項目による差はあまり見られませんでした。算数の好き嫌いについて、「好き」43.0%という回答が「嫌い」19.7%という回答の2倍以上の割合となっています。どちらかといえば、小学生は『算数好き』と言ってよさそうです。性別で見ると、男子では「好き」が52.0%と、女子(34.0%)よりも20pt近く高くなっています。学年別で見ると、「好き」の割合は、5年生(47.0%)で最も高くなっています。また、学習塾に通っている人では、「好き」(50.4%)な割合が通っていない人(37.4%)に比べて10pt以上高くなっています。得手不得手では、「得意」35.0%という回答が「不得意」15.7%という回答を大きく上回っています。性別で見ると、男子(42.7%)のほうが女子(27.3%)よりも「得意」の割合が高くなっています。学年別ではあまり大きな差はありませんでした。また、学習塾に通っている人では、「得意」(42.6%)の割合が通っていない人(29.2%)に比べて10pt以上高く、学習塾に通っている効果が表れているようです。計算力(計算の正確さ/速さ/仕組みがわかる/暗算能力の4項目)に自信を持っているか?を見ると、いずれの項目においても、「自信がある」割合は3割弱を占めて、「自信がない」を上回っていますが、「自信がない」の割合は、『暗算能力』25.3%や『計算の速さ』23.3%で高めとなっています。

調査結果

((3)より続く)
なりたいと思う具体的な人(n=300)(上位10位まで)
(敬称略)
“なりたいと思う”人のようになるには何が必要だと思うか(n=300)(複数回答)(上位10位まで)
自分のほうがまわりの人よりも優れていると思う能力/劣っていると思う能力(n=300)(複数回答) (単位:%)
優れていると思う能力劣っていると思う能力
運動37.718.3
人を笑わせること27.316.7
音楽20.716.0
挑戦心18.017.0
字がきれいなこと17.733.3
手先の器用さ17.324.0
がまん強さ15.722.0
人と話し合うこと15.313.7
読んで理解すること9.721.7
芸術のセンス9.024.0
文を書くこと8.328.7
表現力8.318.3
数感覚7.018.3
その他5.00.7
特にない13.314.3
基本能力といわれる“読み・書き・計算”に自信があるか(n=300)
算数が好きか
算数が得意か
計算力に自信を持っているか(n=300)
調査実施先:(社)全国珠算教育連盟