ベテランVS若手サラリーマン600名に聞く世代別サラリーマンの意識と行動に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/03/13~2010/03/15
  • 調査対象
  • 首都圏に勤務するベテランサラリーマン(入社15年以上の管理職で既婚者)300人、若手サラリーマン(入社3年以下で独身者)300人 計600人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険(株)は、首都圏に勤務するベテランサラリーマン(入社15年目以上の管理職で既婚者)、若手サラリーマン(入社3年目以下で独身者)を対象に、「世代別サラリーマンの意識と行動に関する調査」を実施しました。今回の調査の目的は、仕事の工夫・時間の活用方法・家計のやりくり術etcについて、ベテランサラリーマン(以降、ベテラン)と若手サラリーマン(以降、若手)の意識や行動の違いに焦点を当て、その実態を探るものです。その結果を見ると、平均退社時間はベテランで「19時19分」、若手で「19時39分」と「20分」の差が見られましたが、その退社時間を「遅い(「やや遅いと思う」+「遅いと思う」)」と感じている割合は、若手が39.0%とベテラン(30.3%)を8.7pt上回りました。一方、早く帰るための工夫をしている割合は、ベテラン(56.3%)が若手(46.0%)を10.3pt上回っており、退社が「遅い」と感じていながらも、自分なりの工夫がまだ見つけられないでいる若手のジレンマが推察されます。早く帰るための工夫内容はベテラン・若手ともに上位は「朝早く出社する」といった朝時間の活用や業務効率化(整理整頓など)をしているという声でした。続いて、ベテランは、「会議を減らす」「部下をうまく動かす」など組織的な手段を使って早く帰るようにしている一方で、若手では、IT技術やツールを活用したり、休憩時間を削って時間短縮したりするという意見が多く挙がりました。電車通勤をしているサラリーマンが通勤時間中にしていることでは、ベテランは「雑誌(ビジネス誌やニュース誌)を読む」43.1%、「新聞を読む」29.2%など、仕事につながるような情報を収集する時間として活用しているようです。一方、若手は「音楽を聴く」44.3%、「寝る」36.9%、「メールをする」27.0%などが上位に挙げられ、プライベートな時間として通勤時間を過ごしている傾向が窺えます。ベテラン(=夫)に、家計の実権を握っている人を訪ねました。「自分」との回答が48.0%と高く、家計管理への関与が妻と変わらないという結果になりました。さらに、家計簿をつけている割合では、若手の37.7%が「家計簿をつけている」ことが明らかになりました。では、どのような家計簿でしょうか?特に若手は「ノートなどで作った自作の家計簿」17.7%や「市販の家計簿」12.4%の割合がベテランに比べて高く、一方、ベテランは「パソコン用家計簿ソフトやWEB上のツール」や「エクセルなど表計算ツールを使用した自作」同45.2%に多くの回答が集まりました。ベテランはデジタルで管理しており、若手は意外にもアナログで家計を管理している傾向が見て取れます。

調査結果

退社時間は早いと思うか、遅いと思うか?
※平均退社時間は、べテランサラリーマン「19時19分」、若手サラリーマンが「19時39分」となっています。
早く帰るための工夫をしているか?
早く帰るためのどんな工夫をしているか?
<ベテランサラリーマン>
<若手サラリーマン>
通勤電車でしていることは?(電車通勤の504人)(複数回答)
家計の実権を持っている人は?(ベテランサラリーマンのみ)
誰が家計簿をつけているか?
どのような家計簿をつけているか?
調査実施先:損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険(株)