東京工芸大学 クール・ジャパンに関する調査(2)

  • 調査期間
  • 2010/04/30~2010/05/06
  • 調査対象
  • ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする全国の15歳~49歳の男女 1,000人(男女各500人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

((1)より続く)映画でも『クール・ジャパン』だと思う作品を聞いたところ、最も支持を集めたのは、「スタジオジブリ作品」76.3%でした。次いで「おくりびと」39.6%が2位となりました。「スタジオジブリ作品」と回答した人に対し、「スタジオジブリ作品」が『クール』と思う理由を聞いたところ、「映像の美しさ、空間の表現力」78.9%が最も多くの支持を集め、次位以下の「世界観」58.6%、「映画で扱っているテーマ、メッセージ性」57.3%に対して20pt以上の差がつきました。また、世界の子供たちに見せてあげたいと思う「スタジオジブリ作品」の映画のタイトルを聞いたところ、1位「となりのトトロ」80.5%、2位は「風の谷のナウシカ」と「千と千尋の神隠し」が同率で63.4%という結果となりました。さらに、この夏7月17日から上映されるスタジオジブリの新作『借りぐらしのアリエッティ』を映画館へ観に行く予定かどうかに関しては、4割が観に行く予定(「必ず観に行く」8.3%+「都合が合えば観に行く予定」33.6%)と答えました。改めて全回答者に対し、『クール・ジャパン』として世界に通用すると思う映画監督を聞いたところ、故「黒澤明監督」が70.5%、次いで「宮崎駿監督」が60.7%となりました。さらに、世界に通用すると思う俳優を男性と女性についてそれぞれ聞いたところ、男性俳優では、「渡辺謙さん」が65.7%、女性俳優では「小雪さん」が39.1%でそれぞれ1位となりました。男性俳優では10代を中心に、「松山ケンイチさん」、「小栗旬さん」、「オダギリジョーさん」の人気が高く、今後の海外での活躍が期待されているようです。

調査結果

((1)より続く)
映画で“クール・ジャパン”だと思う作品・シリーズ(合計:n=1,000) (単位:%)
ジブリ作品を“クール・ジャパン”だと思う理由(上記設問で「スタジオジブリ作品」と回答した人:n=763) (単位:%)
ジブリ/宮崎駿映画で世界の子どもたちに見せてあげたいと思う作品(同上:n=763) (単位:%)
あなたは“借りぐらしのアリエッティ”を映画館へ観に行く予定ですか?(同上) (単位:%)
“クール・ジャパン”として世界に通用すると思う映画監督(合計:n=1,000) (単位:%)
(敬称略)
“クール・ジャパン”として世界に通用すると思う俳優(合計:n=1,000)
<男性俳優> (単位:%)
(敬称略)
<女性俳優> (単位:%)
(敬称略)
調査実施先:学校法人東京工芸大学