個人情報保護についての調査レポート

  • 調査期間
  • 2010/02/19
  • 調査対象
  • 全国のネットマイル会員男女 300人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

(株)ネットマイルでは個人情報保護について、アンケート調査を実施しました。現在、仕事において個人情報を取り扱うことがありますか?と尋ねたところ、全体では、「常にある」が47.3%、「たまにある」が28.7%と、双方を合わせると、実に8割近くの人が仕事において個人情報を取り扱っているという現状が見えてきました。業種別に見ると、「常にある」の回答率は『金融・証券業』において88.2%と9割近くに達し、他『IT、情報サービス業』で37.7%、『製造業』で25.5%という結果でした。また、従業員の規模別に見ると、「常にある」の回答率は『11~50人』で53.5%、『51~100人』と『101~500人』でともに50.0%と5割以上でした。個人情報の保護において一番重要なことは?と尋ねました。全体では、「自分(社員一人ひとり)の意識」の回答率が73.3%と圧倒的に多く、立場別に見ると、『個人情報取扱担当者』では「自分(社員一人ひとり)の意識」が71.5%と突出しましたが、一方で『個人情報保護責任者、管理責任者、監査責任者』では「自分(社員一人ひとり)の意識」が57.1%と6割近くに達したほか、「管理職のマネジメント」が25.0%、「経営者のポリシー」が14.3%という結果でした。『責任者』は個人情報の保護について、『個人の意識』だけに頼るのではなく『仕組み』や『方針』といった側面の重要性も認識しているようです。個人情報保護に関する意見を『法律』と『勤務先の社内規程』の2つについて行いました。『法律』の全体では、「厳しくするべきである」が44.0%、「緩和するべきである」が16.3%、「どちらともいえない」が36.0%、「わからない」が3.7%という結果でした。立場別に見ると、『個人情報取扱担当者』では「厳しくするべき」が51.3%、「緩和するべきである」が12.2%と、『法律の厳格化』を求める声がかなり多く、一方、『個人情報保護責任者、管理責任者、監査責任者』では「厳しくするべき」が32.1%、「緩和するべきである」が35.8%と、回答率が拮抗しました。また、従業員の規模別に見ると、「厳しくするべき」の回答率は『11~50人』において57.2%と最も高くなりました。続いて、『勤務先の社内規程』について全体では、「厳しくするべきである」が39.3%、「緩和するべきである」が13.7%、「どちらともいえない」が42.7%、「わからない」が4.3%という結果でした。立場別に見ると、『個人情報取扱担当者』では「厳しくするべき」が44.6%、「緩和するべきである」が13.5%、一方、『個人情報保護責任者、管理責任者、監査責任者』では「厳しくするべき」が35.7%、「緩和するべきである」が25.0%と、『担当者』『責任者』ともに『社内規程の厳格化』を求める声が多くなりました。また、従業員の規模別に見ると、「厳しくするべき」の回答率は『1,001人以上』において42.1%と最も高くなりました。

調査結果

あなたは、現在、仕事において個人情報を取り扱うことがありますか?(業種別、従業員規模別) (単位:%)
個人情報の保護において一番重要なことは何だと思いますか? (単位:%)
個人情報の保護に関してあなたの意見をお答えください。
<法律> (単位:%)
<勤務先の社内規定> (単位:%)
調査実施先:(株)ネットマイル<http://research.netmile.co.jp/>