小学校4年生~6年生に聞く『放課後(アフター3)の過ごし方』と能力の自己評価~放課後の過ごし方(1)

  • 調査期間
  • 2010/01/26~2010/02/09
  • 調査対象
  • 首都圏30km圏に居住する小学校4年生~6年生の男女 300人(男女各150人)
  • 調査方法
  • 自記式記入法

調査結果の概要

本調査では、行動範囲が広がる小学校4年生から6年生の子どもを対象に、放課後にどんな行動を取るのか、遊びや勉強の実態を調べました。その結果、学校の授業が終わる時間は、8割以上が「15時30分~16時」43.7%、「15時~15時30分」41.0%の「15時台」で、学年が上がるほど、終わる時間は遅くなっていることがわかりました。学校(学活、帰りの会)が終わった後、道草(?)をする子どもは少なく、週に「4日」42.3%もしくは「5日」38.0%はまっすぐ家に帰っていることが明らかになりました。学校から家に帰ってからは、「友達と外で遊ぶ」71.3%が最も多く、『テレビっ子』『ゲームっ子』などと言われがちな最近の子どもですが、実際は外で遊ぶことの方が多いようです。平日の放課後は、友達とどのようなことをして遊ぶのでしょうか?6割前後が「スポーツをする」60.7%と「テレビゲームをする」57.7%を挙げて多くなっていますが、その他はかなり少なくなっています。遊ぶときはどんな場所遊ぶかを見ると、「公園」69.0%、「友達の家」63.0%、「自分の家」50.0%、「家の近所」49.0%、「学校のグラウンド」36.7%の順となり、外・家のいずれも多くなっています。放課後、遊ぶときに両親との約束事はあるのでしょうか?「ある」92.3%が圧倒的多数を占めており、性別で見ると、男子(90.0%)よりも女子(94.7%)の方が若干高く、学年別で見ると、「ある」とする割合は低学年ほど高くなっています。どんな決め事か回答してもらうと、「門限がきめられている」子どもが51.6%と、2人に1人の割合でした(門限の時間は、「17時まで」70.6%が突出して多く、その他「18時まで」16.8%、「17時30分まで」11.2%などと続き、ほとんどは「18時以前」設定されています。総じて、男子より女子の方が、また、低学年の子どもの方が早い時間帯に設定されていました)((2)に続く)。

調査結果

学校の授業が終わる時間 (単位:%)
学校(学活、帰りの会)が終わった後、どうしているか(n=300) (単位:%)
学校から家に帰ってきてから、どんなことをしているか(n=300)(複数回答) (単位:%)
平日の放課後、友達とどのようなことをして遊ぶか(n=300)(複数回答) (単位:%)
遊ぶときはどんな場所で遊ぶか(n=300)(複数回答) (単位:%)
放課後、遊ぶときに両親との約束事はあるか (単位:%)
どんな決め事があるか(約束事が「ある」と回答した人:n=277)(複数回答) (単位:%)
門限の時間(「門限が決められている」と回答した人) (単位:%)
((2)に続く)
調査実施先:(社)全国珠算教育連盟