自動車利用と環境に関する世論調査『概要』

  • 調査期間
  • 2010/02/19~2010/03/07
  • 調査対象
  • 東京都全域に住む満20歳以上の男女個人 3,000人(2,078人:有効回収標本率69.3%)
  • 調査方法
  • 個別訪問面接聴取法

調査結果の概要

都では、自動車利用と環境に関する世論調査を実施した。まず、日常の交通手段を聞いたところ、「徒歩」71.4%が最も多く、「鉄道」62.2%、「自転車」49.1%が続く。車社会に対する意識を聞いた。「恩恵の方が大きい」は28.4%と平成13年より18ポイント増加。「弊害の方が大きい」は11.5%と平成13年より4ポイント増加している。自動車を所有しているか聞いたところ、「所有している」が59.3%、「所有するつもりはない」が20.7%、「以前は所有していた」が13.4%となっている。自動車を「所有している」と答えた人に所有している自動車の購入の決め手を聞いた。「自動車の種類(軽・小型・普通など)」49.5%がトップ、「価格」41.8%、「燃費」32.9%が続く。また、自動車の利用目的では、「買い物・食事」66.9%と「遊び・行楽」65.1%が多く、「家族などの送迎」36.4%が続く。自動車を「所有するつもりはない」と答えた人に所有しない理由を聞いた。「徒歩と公共交通機関で十分だから」52.6%がトップ、「自動車を利用する必要がないから」49.8%、「自転車で十分だから」28.8%が続く。次世代自動車の環境負荷が低いことを知っていたか聞いた。「知っていた」69.0%と「聞いたことがある」22.2%を合わせた『知っていた』は91.2%、「知らなかった」は8.8%となっている。次世代自動車を購入するために必要な条件を聞いたところ、「価格が安くなる」74.6%がトップ、「充電1回あたりの走行距離が長くなる」58.5%、「充電設備が増える、充電時間が短くなるなど、充電が簡単になる」54.5%が続く。自動車を「運転している」と答えた人に燃費を意識して運転しているか聞いた。「エコドライブを実施している」21.6%と「アイドリング・ストップをしている」10.8%、「できるだけ意識している」43.5%を合わせた『意識している』は75.8%、「ほとんど意識していない」19.8%と「全く意識していない」3.7%を合わせた『意識していない』は23.5%となっている。国の行っている燃費規制を知っているか聞いた。「知っていた」19.1%と「聞いたことがある」34.4%を合わせた『知っていた』は53.5%、「知らなかった」は46.6%となっている。

調査結果

日常の交通手段(n=2,078)(3MA) (単位:%)
車社会に対する意識 (単位:%)
(注)今回調査では、「恩恵も受けているが、弊害もある」を「恩恵と弊害は同じくらい」に変更した。
自動車の所有と利用(n=2,078) (単位:%)
購入の決め手(自動車を「所有している」と答えた人:n=1,233)(3MA)(上位5位) (単位:%)
利用目的(自動車を「所有している」と答えた人:n=1,233)(3MA) (単位:%)
所有しない理由(自動車を「所有するつもりはない」と答えた人:n=430)(MA)(上位5位) (単位:%)
次世代自動車の環境負荷が低いことの認知度(n=2,078) (単位:%)
購入するための条件(n=2,078)(MA)(上位5位) (単位:%)
燃費を意識した運転(自動車を「運転している」と答えた人:n=927) (単位:%)
(注)現在自動車を運転しているかを聞いた。「運転している」は44.6%、「免許を持っているが運転はしていない」は25.5%、「免許を持っていない」は29.9%。
国の燃費規制の認知度(n=2,078) (単位:%)
調査実施先:東京都生活文化スポーツ局