社会意識に関する世論調査(2) |
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調査結果の概要
((1)より続く)現在の社会において満足している点は何か聞いたところ、「良質な生活環境が整っている」を挙げた者の割合が29.6%と最も高い。一方、現在の社会において満足していない点は何か聞いたところ、「経済的なゆとりと見通しがもてる」を挙げた者の割合が48.1%と最も高い。現在、国や地方公共団体が提供している公共サービスに全体として満足しているか、満足していないか聞いたところ、「満足している」とする者の割合が52.8%、「満足していない」とする者の割合が40.0%となっており、性別に見ると、「満足していない」とする者の割合は女性37.9%より男性42.4%で高くなっている。国の政策に国民の考えや意見がどの程度反映しているかを問うと、「反映されている」とする者の割合が22.8%、「反映されていない」とする者の割合が73.1%となっている。性別に見ると、「反映されている」とする者の割合は男性で、「反映されていない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。国の政策に国民の考えや意見が「ある程度反映されている」、「あまり反映されていない」、「ほとんど反映されていない」と答えた者に、どうすればよりよく反映されるようになると思うか聞いたところ、「政治家が国民の声をよく聞く」と答えた者の割合が26.2%、「国民が国の政策に関心を持つ」と答えた者の割合が19.7%,「国民が参加できる場をひろげる」と答えた者の割合が16.7%,「国民が選挙のときに自覚して投票する」と答えた者の割合が15.2%,「政府が世論をよく聞く」と答えた者の割合が13.8%,「マスコミが国民の意見をよく伝える」と答えた者の割合が5.4%となっている。性別に見ると、「政治家が国民の声をよく聞く」、「国民が参加できる場をひろげる」と答えた者の割合は女性で、「国民が国の政策に関心を持つ」、「国民が選挙のときに自覚して投票する」と答えた者の割合は男性でそれぞれ高くなっている。現在の日本の状況について、良い方向に向かっていると思われる分野は「科学技術」20.7%、一方、悪い方向に向かっていると思われる分野は「景気」63.1%を挙げる者の割合が各々最も高かった。
調査結果
- ((1)より続く)
- 社会の満足度(満足している点)(n=6,214)(複数回答)(上位5位) (単位:%)
- 社会の満足度(満足していない点)(n=6,214)(複数回答)(上位5位) (単位:%)
- (※)現在の公共サービスの満足度 (単位:%)
※ 国や地方公共団体では、役所での窓口業務、図書館やスポーツ施設の運営、職業紹介所や研修等、様々な“公共サービス”を提供している ※ 「満足している(「満足している」+「やや満足している」)」とする者の割合 総数:52.8% 男性:51.6% 女性:53.7% 「満足していない(「あまり満足していない」+「満足していない」)」とする者の割合 総数:40.0% 男性:42.4% 女性:37.9% - 国の政策への民意の反映程度 (単位:%)