社会意識に関する世論調査(2)

  • 調査期間
  • 2010/01/21~2010/02/07
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女 10,000人(6,214人:有効回収率62.1%)
  • 調査方法
  • 面接聴取法

調査結果の概要

((1)より続く)現在の社会において満足している点は何か聞いたところ、「良質な生活環境が整っている」を挙げた者の割合が29.6%と最も高い。一方、現在の社会において満足していない点は何か聞いたところ、「経済的なゆとりと見通しがもてる」を挙げた者の割合が48.1%と最も高い。現在、国や地方公共団体が提供している公共サービスに全体として満足しているか、満足していないか聞いたところ、「満足している」とする者の割合が52.8%、「満足していない」とする者の割合が40.0%となっており、性別に見ると、「満足していない」とする者の割合は女性37.9%より男性42.4%で高くなっている。国の政策に国民の考えや意見がどの程度反映しているかを問うと、「反映されている」とする者の割合が22.8%、「反映されていない」とする者の割合が73.1%となっている。性別に見ると、「反映されている」とする者の割合は男性で、「反映されていない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。国の政策に国民の考えや意見が「ある程度反映されている」、「あまり反映されていない」、「ほとんど反映されていない」と答えた者に、どうすればよりよく反映されるようになると思うか聞いたところ、「政治家が国民の声をよく聞く」と答えた者の割合が26.2%、「国民が国の政策に関心を持つ」と答えた者の割合が19.7%,「国民が参加できる場をひろげる」と答えた者の割合が16.7%,「国民が選挙のときに自覚して投票する」と答えた者の割合が15.2%,「政府が世論をよく聞く」と答えた者の割合が13.8%,「マスコミが国民の意見をよく伝える」と答えた者の割合が5.4%となっている。性別に見ると、「政治家が国民の声をよく聞く」、「国民が参加できる場をひろげる」と答えた者の割合は女性で、「国民が国の政策に関心を持つ」、「国民が選挙のときに自覚して投票する」と答えた者の割合は男性でそれぞれ高くなっている。現在の日本の状況について、良い方向に向かっていると思われる分野は「科学技術」20.7%、一方、悪い方向に向かっていると思われる分野は「景気」63.1%を挙げる者の割合が各々最も高かった。

調査結果

((1)より続く)
社会の満足度(満足している点)(n=6,214)(複数回答)(上位5位) (単位:%)
社会の満足度(満足していない点)(n=6,214)(複数回答)(上位5位) (単位:%)
(※)現在の公共サービスの満足度 (単位:%)
国や地方公共団体では、役所での窓口業務、図書館やスポーツ施設の運営、職業紹介所や研修等、様々な“公共サービス”を提供している
「満足している(「満足している」+「やや満足している」)」とする者の割合
  総数:52.8%男性:51.6%女性:53.7%
「満足していない(「あまり満足していない」+「満足していない」)」とする者の割合
  総数:40.0%男性:42.4%女性:37.9%
国の政策への民意の反映程度 (単位:%)
「反映されている(「かなり反映されている」+「ある程度反映されている」)」とする者の割合
  総数:22.8%男性:27.5%女性:18.6%
「反映されていない(「あまり反映されていない」+「殆んど反映されていない」)」とする者の割合
  総数:73.1%男性:70.6%女性:75.3%
国の政策への民意の反映方法(国の政策に国民の考えや意見が「ある程度反映されている」、「あまり反映されていない」、「ほとんど反映されていない」と答えた者に) (単位:%)
良い方向に向かっている分野(複数回答) (単位:%)
悪い方向に向かっている分野(複数回答) (単位:%)
調査実施先:内閣府