理系女子に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/03/10~2010/03/16
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする女性(※) 1,000人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

来期で30周年を迎える学習塾『栄光ゼミナール』が、(※)短大・大学・大学院の理系学部・研究科(理・工系、農・獣・畜産・水産系、医・歯・薬系)に在籍している、もしくは卒業した女性に対し、意識・実態に関する調査を実施しました。最初に、中学校時代の教科について得意・不得意を尋ねたところ、得意だった教科(「非常に得意だった」+「やや得意だった」)は、『理科』74.1%と『数学』72.0%。一方、不得意だった教科(「あまり得意ではなかった」+「全く得意ではなかった」)は、『社会』41.8%でした。理系に進もうと決めた時期を尋ねたところ、「小学生以下(「小学校入学前」2.5%+「小学校低学年」3.8%+「小学校高学年」10.7%)」が17.0%、「中学生(「中学校1年」7.9%+「中学校2年」8.5%+「中学校3年」14.8%)」が31.2%、「高校生(「高校1年」25.0%+「高校2年」14.1%+「高校3年」11.5%)」が50.6%と、理系への進学決定は高校時代が半数でした。また、理系の学部・研究科に進学した理由・進路選択理由で最も多かったのは、「理数系科目が好き・得意だったから」53.3%でした。理系の学部・研究科に進学して良かったことを尋ねたところ、最も多かったのは、「興味のあることに集中できる」47.8%でした。今後市場が伸びると思う先端技術の分野を尋ねました。「遺伝子工学」61.8%、「バイオテクノロジー」52.5%、「太陽光発電/太陽電池」50.5%がトップ3となり、遺伝子関連、環境関連が多く挙げられました。女性科学者や技術者の活躍が日本で増えるために必要なことは?「女性科学者や技術者の就職先の増加」76.5%が最も多く、次いで「男性の育児休暇取得率向上など男性の育児参加」61.3%、「女性科学者や女性技術者を育成する専門の教育機関の増加」44.6%の順となっています。また、憧れる科学者、発明家、研究者を歴史上の人物も含めて尋ねたところ、特殊相対性理論及び一般相対性理論で有名な「アルベルト・アインシュタイン」が最も多く、次いで、発明王として知られ、電球を発明した「トーマス・エジソン」、黄熱病などの研究で知られる「野口英世」、キュリー夫人として知られ、女性として初のノーベル賞受賞者であり、ノーベル賞の物理学賞と化学賞の2つの賞を受賞している「マリ・キュリー」が上位に挙げられました。

調査結果

中学校時代の教科の得意・不得意(単一回答形式) (単位:%)
理系に進もうと決めた時期(単一回答形式) (単位:%)
全体
(n=1,000)
数学得意
(n=720)
数学不得意
(n=176)
理科得意
(n=741)
理科不得意
(n=86)
小学校入学前2.53.11.72.83.5
小学校低学年3.84.61.73.94.7
小学校高学年10.711.86.312.32.3
中学校1年7.98.95.19.63.5
中学校2年8.59.46.88.29.3
中学校3年14.816.010.216.211.6
高校1年25.024.926.124.818.6
高校2年14.113.914.814.410.5
高校3年11.56.725.07.432.6
浪人時代0.60.61.10.12.3
その他0.60.31.10.11.2
理系の学部・研究科に進学した理由・進路選択理由(n=1,000)(複数回答形式)(上位10位まで) (単位:%)
理系の学部・研究科に進学して良かったこと(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
今後市場が伸びると思う先端技術の分野(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
女性科学者や技術者の活躍が日本で増えるために必要なこと(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
憧れる科学者、発明家、研究者(自由回答形式)(上位10位まで) (単位:件)
1アルベルト・アインシュタイン(物理学者)114
2トーマス・エジソン(発明家)110
3野口英世(細菌学者)83
4マリ・キュリー(物理学者・化学者)75
5ガリレオ・ガリレイ(物理学者・天文学者・哲学者)26
6レオナルド・ダ・ビンチ(芸術家)23
7アルフレッド・ノーベル(化学者)21
8アイザック・ニュートン(自然哲学者・数学者)20
9フローレンス・ナイチンゲール(看護師・統計学者・看護教育学者)14
10北里柴三郎(医学者・細菌学者)13
調査実施先:(株)栄光 <栄光ゼミナール>