理系女子に関する調査 |
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調査結果の概要
来期で30周年を迎える学習塾『栄光ゼミナール』が、(※)短大・大学・大学院の理系学部・研究科(理・工系、農・獣・畜産・水産系、医・歯・薬系)に在籍している、もしくは卒業した女性に対し、意識・実態に関する調査を実施しました。最初に、中学校時代の教科について得意・不得意を尋ねたところ、得意だった教科(「非常に得意だった」+「やや得意だった」)は、『理科』74.1%と『数学』72.0%。一方、不得意だった教科(「あまり得意ではなかった」+「全く得意ではなかった」)は、『社会』41.8%でした。理系に進もうと決めた時期を尋ねたところ、「小学生以下(「小学校入学前」2.5%+「小学校低学年」3.8%+「小学校高学年」10.7%)」が17.0%、「中学生(「中学校1年」7.9%+「中学校2年」8.5%+「中学校3年」14.8%)」が31.2%、「高校生(「高校1年」25.0%+「高校2年」14.1%+「高校3年」11.5%)」が50.6%と、理系への進学決定は高校時代が半数でした。また、理系の学部・研究科に進学した理由・進路選択理由で最も多かったのは、「理数系科目が好き・得意だったから」53.3%でした。理系の学部・研究科に進学して良かったことを尋ねたところ、最も多かったのは、「興味のあることに集中できる」47.8%でした。今後市場が伸びると思う先端技術の分野を尋ねました。「遺伝子工学」61.8%、「バイオテクノロジー」52.5%、「太陽光発電/太陽電池」50.5%がトップ3となり、遺伝子関連、環境関連が多く挙げられました。女性科学者や技術者の活躍が日本で増えるために必要なことは?「女性科学者や技術者の就職先の増加」76.5%が最も多く、次いで「男性の育児休暇取得率向上など男性の育児参加」61.3%、「女性科学者や女性技術者を育成する専門の教育機関の増加」44.6%の順となっています。また、憧れる科学者、発明家、研究者を歴史上の人物も含めて尋ねたところ、特殊相対性理論及び一般相対性理論で有名な「アルベルト・アインシュタイン」が最も多く、次いで、発明王として知られ、電球を発明した「トーマス・エジソン」、黄熱病などの研究で知られる「野口英世」、キュリー夫人として知られ、女性として初のノーベル賞受賞者であり、ノーベル賞の物理学賞と化学賞の2つの賞を受賞している「マリ・キュリー」が上位に挙げられました。
調査結果
- 中学校時代の教科の得意・不得意(単一回答形式) (単位:%)
- 理系に進もうと決めた時期(単一回答形式) (単位:%)
全体
(n=1,000)数学得意
(n=720)数学不得意
(n=176)理科得意
(n=741)理科不得意
(n=86)小学校入学前 2.5 3.1 1.7 2.8 3.5 小学校低学年 3.8 4.6 1.7 3.9 4.7 小学校高学年 10.7 11.8 6.3 12.3 2.3 中学校1年 7.9 8.9 5.1 9.6 3.5 中学校2年 8.5 9.4 6.8 8.2 9.3 中学校3年 14.8 16.0 10.2 16.2 11.6 高校1年 25.0 24.9 26.1 24.8 18.6 高校2年 14.1 13.9 14.8 14.4 10.5 高校3年 11.5 6.7 25.0 7.4 32.6 浪人時代 0.6 0.6 1.1 0.1 2.3 その他 0.6 0.3 1.1 0.1 1.2 - 理系の学部・研究科に進学した理由・進路選択理由(n=1,000)(複数回答形式)(上位10位まで) (単位:%)
- 理系の学部・研究科に進学して良かったこと(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
- 今後市場が伸びると思う先端技術の分野(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
- 女性科学者や技術者の活躍が日本で増えるために必要なこと(n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
- 憧れる科学者、発明家、研究者(自由回答形式)(上位10位まで) (単位:件)
1 アルベルト・アインシュタイン(物理学者) 114 2 トーマス・エジソン(発明家) 110 3 野口英世(細菌学者) 83 4 マリ・キュリー(物理学者・化学者) 75 5 ガリレオ・ガリレイ(物理学者・天文学者・哲学者) 26 6 レオナルド・ダ・ビンチ(芸術家) 23 7 アルフレッド・ノーベル(化学者) 21 8 アイザック・ニュートン(自然哲学者・数学者) 20 9 フローレンス・ナイチンゲール(看護師・統計学者・看護教育学者) 14 10 北里柴三郎(医学者・細菌学者) 13