掃除に関する調査 |
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調査結果の概要
INAXが既婚女性を対象に実施した標記の調査によると、スプリングクリーニングについて、「暖かいので体を動かしやすい」92.6、「窓を開け放しても寒くない、水仕事がラク」88.7%、「暖かいので掃除をやる気になる」72.2%など、春に掃除をすることの効率や効果を評価する声が目につきました。大掃除の内容を年末と春とで比較した結果を見ると、年末の大掃除は日本人の生活に根付いた行事としての色合いが濃く、気候の良い春の方が、実際の『大掃除』に適した季節であるという考えが浸透しつつあることが窺えます。掃除についての考え方を見ると、94.4%が「掃除をしてきれいになると気持ちが良い」と思っているにもかかわらず、「掃除が好き」という人はわずか22.8%でした。当然のことながら、「掃除はなるべくラクに、簡単に済ませたい」が87.8%、「掃除がラクな設備が欲しい」人が77.9%も。『ラクしてキレイ』を願う主婦の本音が垣間見えます。同時に、「水まわりは清潔でなくてはならないので、他よりも念入りに掃除したい」77.9%という思いとは裏腹に、汚れやすくて掃除が大変な場所として、大半が「キッチン」82.9%と「浴室」69.3%を挙げています。69.3%の人が汚れやすくて掃除が大変な場所だと感じている「浴室」。その浴室の掃除の中で、最もやりたくないのは「排水口」60.8%でした。また、お風呂の気になる汚れで最も多かったのが「排水口のカビ・ヌメリ」74.4%。次いで、「水栓金具やシャワーの白っぽいこびりつき(石鹸カスや水アカなど)」54.6%、「バスタブの湯アカ」54.2%、「排水口の髪の毛」54.0%、「床のカビやヌメリ」53.6%の順でした。排水口の髪の毛と髪の毛に絡まるヌルヌルとした汚れやカビ、「浴室の排水口」が掃除をやりたくない場所で群を抜いて多かったのも頷けます。加えて、水栓金具やシャワー、鏡についた白っぽいこびりつきや床のカビなど、手強い汚れが一杯の浴室。家中のどんな場所より『掃除がラクに簡単にできたら!』と思う人も多いことでしょう。
調査結果
- “※スプリングクリーニング”について良いと思う理由は? (単位:%)
※ 日本では年末の風物詩となっている大掃除ですが、欧米では、気候の良い春から初夏にかけて行なうことが多いようです。“Spring Cleaning”と称されるこの大掃除の春版、日本でも実施する人が増えているようです。“Spring Cleaning”を「よいと思う」人は68.5%を占めています。 - 年末の大掃除と春の大掃除の内容 (単位:%)
順位 年末の大掃除(n=406) Spring Cleaning(n=291) 1 窓ガラス・鏡を磨く 84.7 いらないものを捨てたり、整理する 69.4 2 換気扇・レンジフードの汚れ落とし 82.5 窓ガラス・鏡を磨く 61.5 3 いらないものを捨てたり、整理する 79.3 押入れやクローゼットの整理 60.8 4 シンクや洗面ボウル、バスタブを磨く 78.1 換気扇・レンジフードの汚れ落とし 56.4 5 便器の黄ばみや黒ズミを取る 66.0 カビをとる 51.9 - 掃除についての考え方 (単位:%)
- 掃除についての考え方 (単位:%)