「介護に対する意識について」アンケート調査

  • 調査期間
  • 2009/11/02~2010/01/04
  • 調査対象
  • 実施先のオリジナル情報発信サイト「ココミル」にアクセスした男女 4,393人(男性1,079人、女性3,314人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

昨年の総務省調査によると、65歳以上の高齢者の人口は2,898万人で、過去最高を更新しています。高齢化が進む日本の現状では介護は他人事ではありません。介護保険が導入されてから10年余りですが、介護従事者不足や介護認定サービスなど問題は山積みしています。今回は介護についての問題や不安を尋ねてみました。その結果、自分が介護する立場の場合、一番不安に感じることは、「精神的な負担」61.9%、次いで「肉体的な不安」57.8%でした。また、半数以上の人が、「老人ホームやデイサービス利用の料金」54.0%や「いざという時に、いい施設が見つかるかどうか」51.4%を不安に感じていることがわかりました。介護について、積極的な対応を望むのは、「国(政府)」という人が67.3%と、次位以下の「地方自治体」54.3%や「民間企業」20.4%を大きく引き離しています。介護サービスの認定基準について、およそ3割の人が「もう少し緩和するべきと思う」34.2%と考えており、年代が上がるごとに割合が増えていますが、60代以上で減るのは興味深い点です。介護に対する男女の意識の違いを見ると、将来的に、「母親」「父親」「義父」「義母」「配偶者」を介護しようと思う割合は、女性の方が男性より各々5pt以上多くなりました。男性に比べ、女性の方は将来的に自分が介護することへの意識が高いようです。また、男女ともに、「父親」よりも「母親」を介護しようと思っている割合が高い結果となりました。では、自分自身の介護は誰にしてほしい?男女別で見ると、女性の方が「子ども」に自分の介護をしてほしいと思っているようです。また、男性は「配偶者」に介護をしてほしいと思っている人は29.9%と、女性(19.2%)より10pt以上高くなりました。しかし、先の回答で男性が「配偶者」を介護しようと思っている人は16.1%という結果で、介護をする意識とされる意識は別のようです。

調査結果

自分が介護する立場の場合、不安に感じることはありますか?(全体) (単位:%)
介護について、どうしたらよいと思いますか?(全体)
<積極的な対応を望むところ> (単位:%)
介護サービスの認定基準について、どう思いますか? (単位:%)
将来的に誰かの介護をしようと思いますか?(複数回答) (単位:%)
男性女性
母親43.651.6
父親28.937.7
義母10.318.7
義父7.213.9
配偶者16.123.0
祖父母1.34.5
兄弟姉妹2.65.2
親類1.42.3
配偶者の親類2.32.2
血縁はないがお世話になった人など1.42.4
その他の人0.71.1
特に誰かを介護することは考えていない15.411.0
まだ先のことなので見当つかない28.027.2
理想では自分の介護を誰にしてほしいですか? (単位:%)
男性女性
施設などの介護職員17.730.6
配偶者29.919.2
子ども10.718.8
兄妹0.80.7
嫁、または婿1.80.3
その他の親族0.50.3
その他1.92.9
特に希望はない36.727.2
【ヒューマ会社概要】
  ■会社名:(株)ヒューマ
  ■所在地:東京都港区芝5-13-15 芝三田森ビル3階
  ■TEL:03-5765-2288  
  ■FAX:03-5765-2299
  ■設 立:2002年10月
  ■資本金:5,600万円
  ■代表者:代表取締役 三原 酉木
  ■社員数:30人(パート・アルバイト含む)
  ■売上高:6億7,000万円(2007年6月期連結)
  ■事業内容:被験者支援事業、販売促進支援事業他
  ■URL:http://www.huma-c.co.jp
調査実施先:(株)ヒューマ<http://www.cocomiru.jp/>