2010年ゴールデンウィーク(4/24~5/4)の旅行動向(2)

  • 調査期間
  • 2010/03/04~2010/03/16
  • 調査対象
  • 全国の15歳~79歳までの男女 1,200人
  • 調査方法
  • 個別訪問調査(質問用紙)

調査結果の概要

((1)より続く)旅行目的は、「帰省、離れて暮らす家族と過ごす」23.1%が最も多く、これに「温泉やリゾートでゆっくりする」19.1%、「家族と楽しく過ごす」13.6%が続きました。一方、旅行に行かない理由では、およそ4割の人が「GWは混雑するから」37.0%と回答を挙げています。混雑が予想されるGWに旅行するよりもむしろ、「家でゆっくりしたい」という人が22.7%、そして、「GWは旅行費用が高いから」22.0%という回答が続いています。

調査結果

((1)より続く)
旅行目的(上位10位)(単一回答)
昨年差
帰省、離れて暮らす家族と過ごす23.1+1.3
温泉やリゾートでゆっくりする19.1+2.2
家族と楽しく過ごす13.6+0.7
自然や風景を楽しむ10.6▲1.0
テーマパーク・レジャー施設5.5▲0.7
史跡や名所を見る5.0▲1.7
友人と楽しく過ごす4.5▲2.2
食事・地域の味覚を楽しむ4.5+0.5
趣味を楽しむ、極める4.0▲0.4
街歩きやショッピング4.0+2.2
旅行に行かない理由(上位10位)(複数回答)
昨年差
GWは混雑するから37.0▲0.5
家でゆっくりしたい22.7▲2.5
GWは旅行費用が高いから22.0+0.3
日曜祝日が休みでないから19.1+2.8
仕事などで休暇が取れない17.6+1.5
景気が悪いので支出を控える17.0▲5.4
家計の制約がある11.7▲2.4
何となく11.4▲2.4
他の時期に旅行する9.8▲5.8
事情で家を離れられない9.1+0.1
【参考】
旅行支出に対する意向の変化(調査月ベース)(単一回答)
今回
(2010年3月)
前回
(2009年3月)
前々回
(2008年3月)
支出をふやしたい16.3(+3.0)13.3(▲3.0)16.3(+1.0)
支出は同程度52.9(+2.4)50.5(▲5.7)56.2(▲1.0)
単価減らし回数増やす12.5(+1.3)11.2(▲1.1)12.3(0.0)
単価増やし回数減らす7.3(+0.8)6.5(▲1.8)8.3(0.0)
単価も回数も同程度33.1(+0.3)32.8(▲2.8)35.6(▲1.0)
支出を減らしたい28.0(▲6.4)34.4(+10.6)23.8(▲1.0)
【参考】
2010年GWの旅行人数、平均旅行費用、旅行消費額
<2010年GW>
推計値前年比前年増減
総旅行人数2,200.8万人+1.0%+22.2万人
国内旅行人数2,150.0万人+0.9%+20.1万人
海外旅行人数50.8万人+4.3%+2.1万人
国内旅行平均金額38,000円+3.0%+1,100円
海外旅行平均金額223,100円+4.7%+10,000円
総旅行消費額9,303億円+4.6%+406億円
国内旅行消費額8,170億円+4.0%+311億円
海外旅行消費額1,133億円+9.2%+95億円
<2009年GW>
実績推計前年発表値
総旅行人数2,178.6万人2,190.0万人
国内旅行人数2,129.9万人2,140.0万人
海外旅行人数48.7万人50.0万人
国内旅行平均金額36,900円36,900円
海外旅行平均金額213,100円216,800円
総旅行消費額8,897億円8,981億円
国内旅行消費額7,859億円7,897億円
海外旅行消費額1,038億円1,084億円
  ※旅行人数は、延べ人数。
  ※平均費用は一人1回あたりの費用。
  ※国内旅行平均費用は、交通費・宿泊費・土産代・食費等の旅行中の諸費用を含む。  
  ※海外旅行平均費用は、旅行先での土産代等の現地支払費用は除く。
  ※文章中の( )内は、前年増減ポイントまたは前年増減比。
出発日のピークは“海外旅行”が29日、1日、2日。“国内旅行”は1日~3日
JTBの海外パッケージツアー・ルックJTBの予約状況を見ると、遠距離の欧州、米国、ハワイは4月29日(祝)、近隣アジアやグアム・サイパン方面は5月1日(土)、2日(日)出発がピークとなっています。欧州やハワイへは5月5日(祝)、6日(木)の出発も目立ち、出発日をずらして安い時期に出かける人も多い模様です。一方、国内旅行は1日(土)、2日(日)、3日(祝)の宿泊が中心となっている模様です。高速道路料金値下げが29日(祝)~5日(祝)まで適用されるので、出発日のピークは例年より分散される傾向が強いと見込まれます。
調査実施先:株式会社JTB