2010年ゴールデンウィーク(4/24~5/4)の旅行動向(1)

  • 調査期間
  • 2010/03/04~2010/03/16
  • 調査対象
  • 全国の15歳~79歳までの男女 1,200人
  • 調査方法
  • 個別訪問調査(質問用紙)

調査結果の概要

株式会社JTBは、「ゴールデンウィーク(以下GW)『4月24日~5月4日の11日間(出発日基準)』に、1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向の見通しをまとめました。調査結果は以下の通りです。海外旅行を除いた旅行先第1位は「関東」17.6%、以下「近畿」14.1%、「東北」12.5%という順でした。海外旅行について見ると、今年のGWは日並びがよく長期の休みが取りやすい上に、円高の定着もあって欧州やハワイの人気の高さが窺えました。オーストラリアへの旅行者も前年を上回る見込み。近場ではグアム、中国、アジア方面への旅行者が増えそうです。利用する交通機関で最も多かったのは、「乗用車」71.4%でした。2位の「鉄道(「JR新幹線」15.1%、「JR在来線・私鉄」11.6%)」26.7%を大きく引き離しています。また、利用する宿泊施設は、「旅館」35.2%、「ホテル」30.4%、「実家・知人宅」29.8%などが上位に挙げられました。同行者は、「家族づれ」71.3%が7割を占め、その内訳を見ると、「子供づれ(中学生まで)」が37.3%、「夫婦のみ」が17.6%、「その他(三世代・母娘等)」が16.4%となっています。旅行日数は、「1泊2日」35.7%と「2泊3日」34.7%が拮抗しています((2)に続く)。

調査結果

旅行先(海外旅行を除く)(単一回答)
昨年差
関東17.6▲7.2
近畿14.1+1.2
東北12.5+2.7
九州10.5▲0.6
甲信越10.1+1.2
東海7.5▲2.3
北海道6.5+2.1
中国6.0+0.8
四国5.0+2.8
沖縄3.5+1.7
北陸2.5▲0.6
2010年GW(4/24~5/4発)の海外旅行人数推移 (単位:千人)
2010年2009年前年比
総数508487+4.3%
アジア合計306296+3.4%
韓国98103▲4.9%
中国9080+12.5%
香港2120+5.0%
台湾2423+4.3%
タイ21210%
シンガポール880%
インドネシア1514+7.1%
マレーシア880%
その他2119+10.5%
北米州合計1061032.9%
ハワイ3635+2.9%
グアム・サイパン3331+6.5%
米国本土33330%
カナダ440%
欧州合計6763+6.3
大洋州合計19185.6%
オーストラリア1514+7.1%
ニュージーランド220%
南太平洋220%
その他
(アフリカ・中近東・中南米)
107+42.9%
利用交通機関(海外旅行を除く)(複数回答)
昨年差
乗用車71.4+5.1
鉄道26.7▲0.8
JR新幹線15.1▲2.2
JR在来線・私鉄11.6+1.4
長距離バス3.0▲4.7
航空機15.1+2.2
フェリー・船舶2.5+0.7
利用宿泊施設(海外旅行を除く)(複数回答)
昨年差
旅館35.2+0.5
ホテル30.4+1.1
実家・知人宅29.8▲1.7
民宿・ペンション9.1▲0.2
その他3.2▲0.8
同行者(単一回答)
昨年差
家族づれ71.3+5.1
子供づれ(中学生まで)37.3+0.1
夫婦のみ17.6+1.6
その他(三世代・母娘等)16.4+3.4
友人・知人17.1+2.5
親しい友人と2人7.0+2.6
友人と2~3人10.1▲0.1
グループ2.0▲4.2
ひとり6.0▲2.4
旅行日数(単一回答)
昨年差
1泊2日35.7▲3.0
2泊3日34.7+4.0
3泊4日16.6▲3.8
4泊5日4.5+1.4
5泊6日1.5+0.2
6泊7日1.5+1.4
7泊8日2.0▲0.2
8泊以上1.9+0.2
((2)に続く)
調査実施先:株式会社JTB