新社会人の飲酒意識と仕事観に関する調査

  • 調査期間
  • 2010/02/08~2010/03/10
  • 調査対象
  • 今春社会人となる、普段お酒を飲む全国の20歳以上の男女 671人(男性261人、女性410人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

キリンホールディングス(株)のキリン食生活文化研究所では、食をとりまく様々な情報をレポートとして随時お知らせしています。昨年に引き続き、今春社会人となる普段お酒を飲む20歳以上の男女を対象にインターネット調査を実施しました。まず、気になることを尋ねたところ、「経済不安」62.5%が最も多く、「年金問題」57.4%、「環境問題」50.2%と続き、男女別に見ると、女性は「年金問題」62.7%への関心が最も高く、「食の安全・安心」(女性52.4%、男性31.8%)や「男女共同参画社会」(女性28.5%、男性11.1%)は男女による関心度の差が大きいことがわかりました。仕事観に関する回答を昨年(2009年)、2005年と比較すると、1位の「入社が決まっている会社でずっと働きたい」は、昨年(55.4%)に比べると4.6pt増加し、6割(60.0%)を占めています。3位の「仮に転職しても自分のやりたい仕事をやりたい」28.4%は、調査を開始した2005年(48.5%)に比べると、20pt以上の減少となりました。仕事の他にやってみたいことを挙げてもらいました。「貯蓄」73.4%が1位で、昨年(64.5%)より大幅に増加。「社会人としてのマナーを身につける」は58.0%から63.6%、「良い人間関係を築く」は59.5%から63.0%へと、昨年より増加しています。一方、「精神的・経済的な自立」は47.1%から37.5%へと、昨年より減少しました。上司や先輩から飲み会に誘われたらどうしますか?「何を優先しても行くと思う」13.5%、「都合が合えば行くと思う」75.8%で、約9割(89.3%)が「行く」意向であることがわかりました。会社の人との飲み会に期待することを尋ねました。「コミュニケーションをとりたい」87.0%が圧倒的に多くトップ、これに「社内に人的ネットワークをつくりたい」67.7%、「仕事や人間関係の情報収集」67.3%、「楽しくいろんな話をしたい」64.2%などが続いています。

調査結果

あなたが気になるのは?(複数回答) (単位:%)
全体男性女性
経済不安62.563.261.7
年金問題57.452.162.7
環境問題50.250.250.2
少子高齢化問題49.646.452.9
食の安全・安心42.131.852.4
地球温暖化35.232.637.8
日本の外交問題35.139.131.2
日本の食料自給率32.028.036.1
石油燃料の枯渇24.927.222.7
新しい流行病(新型インフルエンザなど)22.616.129.0
男女共同参画社会19.811.128.5
仕事観についてあてはまるものは?(複数回答) (単位:%)
2010年全体2009年全体2005年全体
入社が決まっている会社でずっと働きたい60.055.434.6
会社では是非出世したい44.243.639.9
仮に転職しても、自分のやりたい仕事をやりたい28.432.748.5
仕事はするが、自分の趣味などプライベートを優先したい12.529.031.3
できることなら仕事はしたくない7.67.25.9
結婚や子供をもったら仕事は辞めたい6.38.98.7
とりあえず入社はするが、ぜひとも起業したい6.36.2
プライベートより仕事の方が大事だと思う4.26.6
仕事の他にやってみたいことは?(複数回答) (単位:%)
上司や先輩から飲み会に誘われたら?(単一回答) (単位:%)
会社の人との飲み会に期待することは?(複数回答) (単位:%)
あこがれのビジネスマンとビジネスウーマンを一人ずつあげてください(自由回答)
ビジネスマン1位ビジネスウーマン1位
2010年松下幸之助
(パナソニック株式会社 創業者)
勝間和代
(経済評論家・公認会計士)
2009年ビル・ゲイツ
(マイクロソフトコーポレーション会長
米国本社)
勝間和代
(経済評論家・公認会計士)
調査実施先:キリンホールディングス(株) キリン食生活文化研究所