花粉症に関する意識調査

  • 調査期間
  • 2010/01/30~2010/01/31
  • 調査対象
  • 全国の20歳~39歳の会社員・公務員・自由業の男女 620人(男女各310人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

グラクソ・スミスクライン(株)が実施した花粉症に関する意識調査によると、つらい症状に悩まされる日々の中にもあった、花粉症になったことで思わぬ良かった出来事として最も多かったのは、「食生活に気をつけるようになった」26.6%でした。およそ4人に1人が花粉症になったことをきっかけに、食生活を変えて体質を改善して花粉症の軽減を試み始め、その結果アトピーが治った人もいたようです。花粉症の時の自分の気分を、140文字以内でつぶやくとしたらどのようになりますか?という質問に対し、最も多く使用されたワードは「鼻」でした。これに「花粉」、「目・眼」が続いています。いつもの自分を取り戻すために行っている花粉症の対処法として最も多かったのは、「市販薬を購入して自分なりに薬を処法している」46.6%で、およそ半数近くに及びました。花粉症ではない人にわかってもらいにくい、花粉症の人が日ごろ行っている努力について尋ねたところ、「ティッシュを大量に持ち歩いている」63.9%が断トツでした。また、「会議や仕事の合間に隠れて鼻をかんでいる」34.2%、「つらい症状にイライラしていても外には出さないようにしている」24.5%と他の人への配慮を心掛けている努力を垣間見ることができました。花粉症と同じくらいの悩みや話題として、「婚活」12.7%や「恋愛」19.2%よりも、圧倒的に「金銭問題」42.4%が挙げられ、次に「仕事環境」36.1%、また、「就労問題」25.3%に回答が集中するなど、現在の経済不況下で増す不安要素が人々の注目を集めていることを表す結果が得られました。花粉症による精神的な負担を金額で表した場合、「10万円以上(「10万円以上~20万円未満」5.5%+「「20万円以上」8.9%」)と回答した人は全体の14.4%で、花粉症に悩む人々が決して軽くない精神的負担を強いられていることがわかりました。また、『鼻をかむ』『マスクを買う』『花粉症のことを考える』など、花粉症に関連する事柄に、少なくとも1日に「1時間以上」かかってしまっている人は、58.4%を占めました。昨年(2009年)に花粉症にかけた金額で最も多かった回答は「千円以上~五千未満」37.1%でした。半数以上の「千以上~1万円未満」52.7%では、マスクや目薬以外に薬代などの治療費に充てたようです。続いて、「1円以上~千円未満」18.2%では、主にマスク代や目薬代に費やし、「1万円以上」10.0%になると、空気清浄機の購入や、鼻の粘膜を焼くレーザー治療への治療代に投資した人がいました。

調査結果

花粉症になったことで、思わぬ良かった出来事はありますか?(n=620)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
花粉症の時の自分の気分を、140文字以内でつぶやくとしたらどのようになりますか?(上位5位まで) (単位:票)
1205
2花粉190
3目・眼121
4杉・すぎ56
5痒み・かゆみ27
いつもの自分を取り戻すために行っている、あなたの花粉症の対処法を教えてください(n=620)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
花粉症ではない人にはわかってもらいにくい、花粉症の時期に日ごろ行っている努力は何でしょうか?(n=620)(複数回答)(上位5位まで) (単位:%)
あなたにとって花粉症と同じくらいの悩みの種や、気になる話題はどれですか?(n=620)(複数回答) (単位:%)
1か月に受ける花粉症に関連する精神的な負担を金額で表すとしたらどれくらいですか?(n=620) (単位:%)
花粉症の時期に花粉症に関連する事柄(鼻をかむ、マスクを買う、花粉症関連のことを考える等)に費やす時間は1日にどれくらいですか?(n=620) (単位:%)
昨年(2009年)は花粉症関連グッズや治療に全部でどれくらい支払いましたか?(n=620) (単位:%)
調査実施先:グラクソ・スミスクライン(株)