バンクーバー冬季五輪の選手と競技に関する調査(速報)

  • 調査期間
  • 2010/03/02
  • 調査対象
  • 20代~60代までの各10年代で、男女各100人ずつ 合計1,000人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、バンクーバー冬季五輪の閉幕後に、日本代表全選手のうち知っている選手や、視聴した結果の評価などを尋ねる調査を実施しました。本学では五輪前にも全選手の認知や期待などを尋ねる調査を実施・発表していますが、このほど五輪前後の調査結果を比較分析し、ランキング形式にまとめました。<感動指数>はフィギュアスケート「浅田真央選手」が、<活躍満足指数>はスピードスケート「長島圭一郎選手」が、<評価上昇指数>はスピードスケート「穂積雅子選手」が、それぞれ『金メダリスト』となりました。なお、五輪前後でもっとも<知名度>が上昇したのは、スノーボード「國母和宏選手」でした。なお、合わせて五輪の国内開催(夏季・冬季を問わず)の賛否を尋ねたところ賛成は47.7%。夏季五輪開催地の立候補の話題がある広島・長崎での開催は賛成38.5%、東京開催は賛成29.0%でした。また、日本選手の活躍には50.1%が満足している一方で、2人に1人(52.0%)がメダル獲得数には不満を抱いていることがわかりました。今回は速報版としてランキング形式の結果を発表していますが、この五輪前後にわたる調査は、競技の普及におけるスポーツイベントの影響や選手のイメージ形成など、スポーツマーケティングの研究に活かしてまいります。

調査結果

感動指数
順位選手名(敬称略)ポイント
1浅田真央2,652
2高橋大輔2,595
3鈴木明子2,125
4安藤美姫1,917
5長島圭一郎1,641
6小塚崇彦1,629
7織田信成1,445
8加藤条治1,390
9上村愛子1,286
10葛西紀明1,051
  ※見た結果の評価を尋ねた質問の回答(「期待以上」、「期待どおり」「やや不満」「不満」)をポイント化し、  
   これを合計した値。
知名度上昇指数
順位選手名(敬称略)上昇値(%)
1國母和宏+50.7
2長島圭一郎+33.8
3目黒萌絵+32.8
4小平奈緒+26.4
5加藤条治+25.8
6本橋麻里+24.7
7穂積雅子+21.9
8皆川賢太郎+21.6
9近江谷杏菜+18.7
10高木美帆+17.4
  ※五輪前の知名度と五輪後の知名度の差。  
活躍満足指数
順位選手名(敬称略)ポイント
1長島圭一郎1,087
2小平奈緒712
3加藤条治659
4目黒萌絵550
5穂積雅子549
6國母和宏469
7田畑真紀357
8近江谷杏菜335
9本橋麻里319
10石崎琴美247
  ※五輪前の期待の大きさと五輪後の評価の大きさのポイント差。  
観戦率
順位選手名(敬称略)
1浅田真央87.3
2安藤美姫74.2
3高橋大輔73.2
4織田信成65.0
5鈴木明子62.0
6上村愛子57.3
7小塚崇彦51.5
8長島圭一郎44.2
9葛西紀明43.9
10加藤条治41.4
  ※五輪で中継(録画・ダイジェスト放送含む)を見たと回答された比率。  
評価上昇指数
順位選手名(敬称略)上昇率(%)
1穂積雅子1,496.2
2小平奈緒394.6
3近江谷杏菜392.3
4貞包紘子376.8
5國母和宏350.6
6石崎琴美345.6
7遠藤尚325.0
8山浦麻葉315.2
9村田愛里咲301.4
10長島圭一郎296.4
  ※五輪前の期待と五輪後の評価から五輪による評価の上昇率を算出。  
五輪全般について (単位:%)
調査実施先:学校法人 産業能率大学スポーツマネジメント研究所