バンクーバー冬季五輪の選手と競技に関する調査(速報) |
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調査結果の概要
産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、バンクーバー冬季五輪の閉幕後に、日本代表全選手のうち知っている選手や、視聴した結果の評価などを尋ねる調査を実施しました。本学では五輪前にも全選手の認知や期待などを尋ねる調査を実施・発表していますが、このほど五輪前後の調査結果を比較分析し、ランキング形式にまとめました。<感動指数>はフィギュアスケート「浅田真央選手」が、<活躍満足指数>はスピードスケート「長島圭一郎選手」が、<評価上昇指数>はスピードスケート「穂積雅子選手」が、それぞれ『金メダリスト』となりました。なお、五輪前後でもっとも<知名度>が上昇したのは、スノーボード「國母和宏選手」でした。なお、合わせて五輪の国内開催(夏季・冬季を問わず)の賛否を尋ねたところ賛成は47.7%。夏季五輪開催地の立候補の話題がある広島・長崎での開催は賛成38.5%、東京開催は賛成29.0%でした。また、日本選手の活躍には50.1%が満足している一方で、2人に1人(52.0%)がメダル獲得数には不満を抱いていることがわかりました。今回は速報版としてランキング形式の結果を発表していますが、この五輪前後にわたる調査は、競技の普及におけるスポーツイベントの影響や選手のイメージ形成など、スポーツマーケティングの研究に活かしてまいります。
調査結果
- 感動指数
順位 選手名(敬称略) ポイント 1 浅田真央 2,652 2 高橋大輔 2,595 3 鈴木明子 2,125 4 安藤美姫 1,917 5 長島圭一郎 1,641 6 小塚崇彦 1,629 7 織田信成 1,445 8 加藤条治 1,390 9 上村愛子 1,286 10 葛西紀明 1,051 ※見た結果の評価を尋ねた質問の回答(「期待以上」、「期待どおり」「やや不満」「不満」)をポイント化し、
これを合計した値。- 知名度上昇指数
順位 選手名(敬称略) 上昇値(%) 1 國母和宏 +50.7 2 長島圭一郎 +33.8 3 目黒萌絵 +32.8 4 小平奈緒 +26.4 5 加藤条治 +25.8 6 本橋麻里 +24.7 7 穂積雅子 +21.9 8 皆川賢太郎 +21.6 9 近江谷杏菜 +18.7 10 高木美帆 +17.4 ※五輪前の知名度と五輪後の知名度の差。 - 活躍満足指数
順位 選手名(敬称略) ポイント 1 長島圭一郎 1,087 2 小平奈緒 712 3 加藤条治 659 4 目黒萌絵 550 5 穂積雅子 549 6 國母和宏 469 7 田畑真紀 357 8 近江谷杏菜 335 9 本橋麻里 319 10 石崎琴美 247 ※五輪前の期待の大きさと五輪後の評価の大きさのポイント差。 - 観戦率
順位 選手名(敬称略) % 1 浅田真央 87.3 2 安藤美姫 74.2 3 高橋大輔 73.2 4 織田信成 65.0 5 鈴木明子 62.0 6 上村愛子 57.3 7 小塚崇彦 51.5 8 長島圭一郎 44.2 9 葛西紀明 43.9 10 加藤条治 41.4 ※五輪で中継(録画・ダイジェスト放送含む)を見たと回答された比率。 - 評価上昇指数
順位 選手名(敬称略) 上昇率(%) 1 穂積雅子 1,496.2 2 小平奈緒 394.6 3 近江谷杏菜 392.3 4 貞包紘子 376.8 5 國母和宏 350.6 6 石崎琴美 345.6 7 遠藤尚 325.0 8 山浦麻葉 315.2 9 村田愛里咲 301.4 10 長島圭一郎 296.4 ※五輪前の期待と五輪後の評価から五輪による評価の上昇率を算出。 - 五輪全般について (単位:%)
調査実施先:学校法人 産業能率大学スポーツマネジメント研究所