お子様にかける1年間の衣料代はいくらですか?

  • 調査期間
  • 2009/12/08~2009/12/17
  • 調査対象
  • 0歳~12歳の子供を持つ保護者 2,000人(男の子を持つ保護者、女の子を持つ保護者 各1,000人)
  • 調査方法
  • ハガキ・Webアンケート

調査結果の概要

(株)バンダイは、0歳から12歳のお子様の保護者の方を対象に、「お子様にかける1年間の衣料代はいくらですか?」というテーマでアンケート調査を実施いたしました。当社では、従来より雑誌、新聞及びインターネット上で行っているアンケート付きプレゼント企画への回答を集計した「バンダイこどもアンケートレポート」の発表を月1回行っており、今回が数えて174回目となります。本調査活動において、質問内容を玩具に限定することなく、広い視野からこどもたちの生活に密着した生の声をまとめることで、現代に生きるこどもたちの実態をバンダイ流に解き明かしていこうと考えております。

調査結果

お子様にかける1年間の衣料代はいくらですか? (単位:%)
<男子 年齢別> (単位:%)
<女子 年齢別> (単位:%)
  今回の調査では、1年間のこどもの衣料代で「3万円以下」という回答が半数以上(56.9%)にのぼることがわかった。2004年8月度に行った同様の調査では、「3万円以下」という回答は全体の41.6%であったが、今回の調査では15%も上昇する結果となった。また、平均金額においても、2004年に行った前回の調査(平均金額56,305円)よりも15,000円以上下がり「40,900円」となり、調査当時と比べると、こどもにかける衣料代は低額傾向にあるようだ。要因としては、“デフレでセール品が多くなっているので、以前より定価で買うことが少なくなりました”や“最近は衣料も安くなっているので、百貨店のブランド物よりも量販店などで購入することが増えています”、“西松屋やユニクロ、しまむらなどの比較的低価格なお店で、下着や靴を買うことが多いです”というように、最新の流行を取り入れた衣料品を手頃な価格で購入できるファストファッションが保護者に支持されていることが挙げられる。ファストファッション以外では、“オークションやフリーマーケット、リサイクルショップなどで探して安く買っています”や“ネットオークションなどで息子と一緒に選んで買っています”などのように、前回の調査と同様、ネットオークションやフリーマーケットなどを利用しているコメントも多く見受けられた。パソコンや携帯電話でのインターネットの普及率の増加やリサイクルに対する意識の向上などの点からも、ネットオークションやフリーマーケットなどを利用している家庭が多くなってきていることが背景にあるようだ。また、“おさがりをもらったり、祖父母にプレゼントとしてもらったりすることが多いです”や“友人のこどもや近所の方のお子さんが着ていた古着を主に着せています”などのコメントも多く、ファストファッションやフリーマーケット、おさがりなどを効率よく利用していることが金額に大きく反映されたようだ。男の子と女の子との平均金額の比較では、「5,000円以上」の開きがあった。女の子の保護者からの回答では、“10万円近くかかっています。7歳になり、服のデザインや色の好みも出始めたので、親が思うような価格優先とはいかなくなってきました”や“12万円くらい。普段はあまり高い服は買わないのですが、ピアノの発表会や、特別な行事の時に高価な服を買ってしまいます。行事の衣装は写真やビデオに収められているので、いつも同じものは着させたくないし、女の子ということもあり、つい財布の紐が緩んでしまいます”というコメントが多く寄せられた。特に6歳以上の回答では、“高学年になって、友達や雑誌の影響でブランドの服を欲しがるようになりました”のように、おしゃれに対するこだわりが強くなる傾向が窺えるコメントが多く寄せられており、おしゃれを楽しむこどもに協力する親心も垣間見えた。一方、男の子の保護者からは“いつもいただくことが多いので、年間5,000円未満です。男の子には流行り廃りがあまりないので、助かっています”や“10,000円ぐらいです。男の子なので、すぐにズボンの膝を破ってしまうのであまり高価な服は買わず、古着中心に買い物しています”などのコメントが多く寄せられ、男の子と女の子のおしゃれに対する関心や保護者の意識の違いが平均金額にも影響しているようだ。
調査実施先:(株)バンダイ