一人暮らしの実状と部屋探しについて（学生）

調査結果の概要

不動産総合情報サービスのアットホーム(株)では、このたび、首都圏で一人暮らしをしている18歳から29歳の学生・社会人を対象に標記のアンケートを実施しました。まず、学生からの調査回答結果を見ますと･･･。現在の家賃は全体では「５万円台」29.1％が最多で、平均「5.94万円」。これを男女別で見ると、平均家賃は女子（6.20万円）の方が男子（5.67万円）より5､300円高くなっています。建物タイプは、男子のおよそ７割が「賃貸アパート」71.0％、一方、女子は「賃貸マンション」38.0％、「賃貸アパート」62.0％となっています。現在の間取りタイプは半数が「１Ｋ」（全体56.5％、男子54.0％、女子59.0％）という結果に。現在の住まいを探した際に重視したことのトップは「家賃」90.5％で、９割を超えています。以下「間取り・広さ」75.8％、「設備」61.3％と続きました。男女別で見ると、女子は「日当たり・通風が良い」51.0％と「階数」51.5％がともに５割を超え、「部屋の内装」46.5％、「セキュリティ」40.0％も４割以上と、全般的に男子より回答率が高く、住まいへのこだわりが強いようです。環境面で重視したことでは、「学校から近い」82.0％がトップ、以下「最寄り駅から近い」58.0％、「スーパーマーケットが近い」41.3％、「コンビニエンスストアが近い」31.3％と続き、利便性を重視したことが窺えます。女子では、「治安が良い」35.0％という回答が男子（21.0％）より14pt上回っていることが目立ちます。今後住まいを探すとしたら重視する『環境』は？「学校から近い」68.8％よりも「最寄り駅から近い」75.0％方が良い、という声が聞こえてきそうな結果となりました。男女別に見ると女子は、現在の住まい探しでも重視していた「治安が良い」が更に増え、６割（63.0％）を超えています。住まい探しの際、基本情報以外に『あって良かった』と感じた情報は、「物件の写真」79.8％が断然トップ、「街の環境情報」35.3％、「家賃相場情報」31.3％と続いています。男女別で見ると、順位にかなり違いがあり、中でも「家賃相場情報」は、男性の重視度が高いことがわかります。一方、『なくて不便だ』と感じた情報は、「家賃相場情報」43.3％がトップでした。また、近くにどんな人が住んでいるか知りたいと考えている人も多く、「他の入居者や周辺住民の情報（性別、年代等）」38.8％も上位に挙げられています。

調査結果