中学受験に関する調査

  • 調査期間
  • 2009/11/26~2009/12/04
  • 調査対象
  • 全国の30歳~49歳の中学受験を検討する小学生の子供を持つ親(ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員)1,000人(男女各500人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

栄光ゼミナールでは、関東・関西在住で中学受験を検討している小学生の子供を持つ30歳から49歳の既婚男女に対して、標記の調査を行ないました。まず、どの種類の中学校の受験を検討しているか?を尋ねると、「私立中学」が66.7%で最も多く、次いで「公立中高一貫校」45.1%、「国立中学」21.3%の順となり、調査地域内のこの3種類の中学校の学校数比率から想定すると、全体としては国立及び公立中高一貫校の人気が高いものと考えられます。これを居住地別で見ると、「私立中学」では大阪府が72.2%、兵庫県が80.9%と他の地域に比べ高い一方、「公立中高一貫校(大阪府32.3%/兵庫県28.1%)」が低いことがわかりました。中学受験を検討している子供の進学したい理由(子供の意見)を、親に聞きました。「地元の学校に行きたくないから」13.9%、「本人の希望/学校が気に入っている」10.6%、「将来のため」10.5%など。また、親自身が進学させたい理由では「子供の将来のため」46.9%が最も多く、これに「地元の学校に不安を感じるから」43.7%、「授業の質が高いから」41.3%と続きました。受験校を選ぶ際の重視点も尋ねると、「質の高い授業」52.1%が最も高く、これに「通学時間」50.8%、「学校の理念、教育方針、ビジョン」49.6%が続き、これより、学校の質的な特徴が重要視され、通学時間もそれと同等に重要な要因であることが窺えます。受験校に関する情報収集方法では、「学校案内を入手して」62.1%、「学校説明会に行って」58.4%、「中学校のPCサイト(ホームページ)を見て」43.5%が上位に挙げられました。子供が中学受験を目指すにあたって、受験生活で不安なことは?「塾代にお金がかかること」47.4%と「友達との遊びの時間が無くなること」47.2%が高く、親の経済的な負担の大きさと子供らしい遊びができなくなることに対する懸念が大きいようです。また、子供が私立の中高一貫校に入学する場合、不安なことでは、「入学した学校の校風が子供に合うかどうか」49.4%が最も高く、これに「入学した学校が子供を大切に育成してくれるかどうか」41.6%が続き、学校と子供の適合性に関する不安が大きいことがわかりました。最後に子供が中学受験を経て、私立や国立の中学校、公立中高一貫校に進学することで、将来どのようになってもらいたいかを尋ねました。最も多かった回答は、「自分の夢をかなえてもらいたい」57.0%。2位は、「自分の好きなことをやってもらいたい」56.8%でした。

調査結果

中学受験の検討学校種類(複数回答形式) (単位:%)
私立中学国立中学公立中高
一貫高
合計(n=1,000)66.721.345.1
関東(n=693)64.621.349.6
東京都(n=319)61.825.454.5
神奈川県(n=175)69.718.941.7
千葉県(n=100)62.016.050.0
埼玉県(n=99)67.717.247.5
関西(n=307)71.321.534.9
大阪府(n=133)72.222.632.3
京都府・奈良県(n=85)60.024.745.9
兵庫県(n=89)80.916.928.1
中学受験をして進学したい理由(上位5位まで)
<子供の意見(合計:n=649)(自由回答形式)> (単位:%)
<親の意見(合計:n=1,000)(複数回答形式)> (単位:%)
受験校を選ぶ際の重視点(合計:n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
受験校に関する情報収集方法(合計:n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
受験生活での不安点(合計:n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
私立中高一貫校に入学する場合の不安点(合計:n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
子供の将来に対する願い(合計:n=1,000)(複数回答形式)(上位5位まで) (単位:%)
調査実施先:(株)栄光<栄光ゼミナール>