ボーナス後転職に関する意識調査 |
|
|
調査結果の概要
ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)が運営する、転職サイト『イーキャリア』は、現在の勤務先にボーナス支給制度があり、転職を検討している25歳から39歳の正社員・契約社員に対し『ボーナス後転職に関する意識調査』を行いました。まず、去年(2008年)と今年(2009年)の冬のボーナス額の増減では、「増えた」27.3%、「変わらない」34.8%、「減った」38.0%という結果になり、中にはボーナス支給制度はあるけれど「去年も今年も出ていない」という人も5.3%いました。現在転職活動をしている人では、「去年は出なかったけど今年は出た」16.7%、「去年も今年も出ていない」13.3%が全体よりも高くなっており、去年の冬のボーナスが出なかった人の割合が高いようです。今年(2009年)の冬のボーナス額(またはボーナスの予想額)は、転職を検討するきっかけになったかを聞いたところ、全体の21.5%が「きっかけになった」と回答。特に、現在転職活動をしている人では33.3%と、3人に1人がボーナス額の影響を受けていることがわかりました。また、職業別で見ると、『営業職』ではきっかけになったと回答した人が30.5%となり、他の職種よりも高くなっています。具体的な退職時期を検討する際、ボーナス額の確定日や支給日を考慮するか聞いたところ、72.8%が「考慮する」と回答し、約7割の人がボーナスの時期を意識していることがわかりました。退職時期を検討する際、ボーナス額の確定日や支給日を考慮すると回答した人に、退職時期はいつ頃を検討しているか聞いたところ、「ボーナス支給月の1ヶ月後」が突出して多く、40.2%という結果となりました。以下「ボーナス支給月」22.0%、「ボーナス支給月の2ヶ月後」17.9%、「ボーナス支給月の3ヶ月後」12.7%となっており、「ボーナス支給月の1~3ヶ月後」を合わせると70.8%となりました。職業別に見ると、『営業職』では50.0%が「ボーナス支給月の1ヶ月後」と回答し、2人に1人が「ボーナス支給月の1ヵ月後」に退職を検討しているようです。『販売/サービス職』では「ボーナス支給月の2ヶ月後」が27.3%、『SE/IT関連/エンジニア職』では「ボーナス支給月」が35.2%と、それぞれ他の職業よりも高くなっています。また、退職時期としてその時期を選んだ理由を聞いたところ、「ボーナスをもらったらすぐに辞めたいから」が41.2%、「ボーナスをもらってすぐに辞めるのは気がひけるから」38.8%となりました。職業別に見ると、『営業職』や『販売/サービス職』では「ボーナスをもらってすぐに辞めるのは気がひけるから」(営業職:50.0%、販売/サービス職:45.5%)、『SE/IT関連/エンジニア職』では「ボーナスをもらったらすぐに辞めたいから」55.6%が最も多くなっています。
調査結果
- 退職時期を検討する際、ボーナス額の確定日や支給日を考慮するか(単一回答形式) (単位:%)
- 検討している退職時期(上記設問で「考慮する」と回答した人)(単一回答形式)(※“ボーナス支給月”を基点として) (単位:%)
- 退職時期としてその時期を選んだ理由(同上)(複数回答形式) (単位:%)
全体 営業職 経営/企画/事務関連職 SE/IT/エンジニア職 販売/
サービス職その他 ボーナスをもらったらすぐに辞めたい 41.2 38.6 40.7 55.6 33.3 39.1 ボーナスをもらってすぐに辞めるのは気がひける 38.8 50.0 38.3 27.8 45.5 32.6 転職活動にお金がかかる 29.2 31.8 32.1 16.7 31.8 32.6 転職先のボーナスに影響する 7.6 13.6 8.6 0.0 9.1 6.5 ボーナスはもらわなくてもいい 2.7 4.5 2.5 3.7 3.0 0.0 その他 5.5 2.3 4.9 11.1 3.0 6.5