夫婦のすれ違いの実態に関する調査

  • 調査期間
  • 2009/08/27~2009/09/06
  • 調査対象
  • 配偶者のいる女性 3,615人
  • 調査方法
  • Webアンケート調査

調査結果の概要

夫婦が『恋人』から『同志』に昇華するか、『同居人』に成り果てるかは、15年目までの過ごし方次第?~夫婦のすれ違いの実態を確認すると、妻の苛立ちの原因に、ある共通性が見えてきます。この1年間の夫婦ゲンカの頻度を見ると、半数近く(42.4%)が「月2~3回以上(「ほぼ毎日」3.2%+「週1~3回くらい」17.3%+「月2~3回」21.9%+「月1回くらい」21.2%)」、特に、20代以下(50.0%)と60代以上(47.3%)で頻繁にケンカをしていることがわかりました。夫婦2人で向き合っているとケンカも増えるのでしょうか(30代から50代になると、夫の在宅時間が短いので・・・)。ケンカにはならないけれど、相手(夫)に対して『イラッ』とする妻の頻度は、4人に1人が「ほぼ毎日」23.4%、40代でかなりの水準に達しています(「ほぼ毎日」27.8%+「週1~3回くらい」38.7%)。ケンカの原因で一番多かったのは、「夫の生活態度」65.8%、次に「夫の性格」57.4%が続き、どの世代でも共通でした。40代になると、「子供の躾・教育」、60代では生活の比重を占めてくるためか、妻の被害者意識が強まるためか、「食べ物の事」が急増します。ケンカになるのでなるべく触れないようにしている問題は、「親の事」45.6%が最も多く、「お金の事」37.1%、「夫の性格」36.5%が続いています。60代以上になると妻はあらゆる事に気を使うようで、他の世代に比べて数値が高くなっています。

調査結果

この1年間の夫婦ゲンカの頻度は? (単位:%)
ケンカにはならないけれど、相手(夫)に対して“イラッ”とする頻度は? (単位:%)
ケンカの原因は? (単位:%)
全体20代以下30代40代50代60代以上
夫の生活態度65.872.068.461.857.056.7
夫の性格57.458.156.356.161.763.3
お金の事45.250.945.145.642.127.8
子供の躾・教育37.532.438.549.623.07.8
妻の性格37.546.836.635.633.631.1
家事の事33.738.334.632.026.434.4
妻の生活態度29.032.929.729.422.120.0
親の事27.131.126.226.926.822.2
将来設計の事23.930.123.820.323.023.3
仕事の事22.426.221.123.623.012.2
食べ物の事22.219.519.724.625.140.0
買い物の事16.717.215.118.917.016.7
ケンカになるのでなるべく触れないようにしている問題は? (単位:%)
全体20代以下30代40代50代60代以上
親の事45.647.646.248.338.832.4
お金の事37.128.434.140.643.949.3
夫の性格36.530.835.741.340.343.7
夫の生活態度34.625.732.040.040.350.7
仕事の事29.127.728.429.932.129.6
妻の生活態度24.022.622.024.727.039.4
妻の性格23.920.523.523.626.536.6
将来設計の事23.217.824.024.723.028.2
家事の事20.321.919.618.323.526.8
食べ物の事18.216.417.116.225.529.6
買い物の事17.218.817.516.213.325.4
子供の躾・教育17.014.416.117.718.928.2
【参考データ】
ちょっと待って!その言葉が妻を刺激する!(妻がイラッとくる言葉WORST10)
1俺は働いている主婦は年中無休よ!
2言ってくれればやるのに~言われなくても考えてやってよ!
3何で怒っているの?誰のせいだと思っているの?
4おかず、これだけ?店、ちゃうねん!
5疲れた疲れているのはお互いさま!
6何でお金がないん?あなたの無駄遣いのせいよ!
7チッ!(舌打ち)むかつく!はっきり言え!
8誰のおかげでご飯が食べられていると思うんだ私がご飯作ってるからよ!
9めんどくさい役立たず!
10はぁ?ばかにしてるの?
家事や育児を、仕事と認めない夫たちも未だに多いようです。“昼間何してるの?”“俺が稼いでいるんだ”等々は刺激度MAXです。ボディブローのようにこたえるのは邪気のない一言。2位の“言ってくれればやるのに~”とか“手伝おうか?”等々。“他人事”気分がムカつく。一方、妻たちのこんな言葉に夫も傷ついています。“余計なことしないで!”“何回言ったらわかるの?”“また?(またやったの?)”等々、気をつけて下さいね。
調査実施先:(株)リビングくらしHOW研究所