『駆け込み』に関するアンケート調査(1)

調査結果の概要

企業などの広報に関する支援活動を行っている「ＮＰＯ法人 広報駆け込み寺」(代表 三隅説夫)では、全国の20歳以上の男女を対象に、『駆け込み』に関するインターネット調査を実施した。普段の生活の中で、何かに『駆け込みたい』と思うことがあるか？と尋ねたところ、「思うことがある」と回答した人は全体の約６割。駆け込みたい頻度は「１ヶ月に１日くらい」12.7％がトップ。男性より女性の方が「駆け込みたい」と思うことがある割合が高く、「駆け込みたい」と思う頻度も高い傾向にある。何かに不安になったり、悩んだりしたときに『駆け込み先』といえる人や場所が「ある」との回答は51.7％。「ない」の48.3％とほぼ同程度。女性では65.0％が「ある」と回答しているのに対し、男性では38.4％に留まる。さらに、それはどのような人や場所か？と尋ねたところ「友人・知人」が54.6％でトップ。「配偶者」36.8％、「親」36.0％が続く。女性では「配偶者」のスコアが41.8％と高いのに対し、男性では28.3％に留まる。一方、男性では「職場の同僚」12.6％や「職場の上司」13.1％との回答が高い傾向にあった。『駆け込みたい』と思うテーマについては「仕事について」50.1％がトップ。「人生について」34.2％、「お金について」33.4％と続く。男性では「仕事について」68.9％が約７割、一方、女性では「仕事について」は33.3％と、男性と比べると低く、「親子関係について」28.7％や「夫婦関係について」22.9％のスコアが高い傾向にある。直近１年間で、誰かに『駆け込んだ』回数を尋ねたところ、「０回」（全体52.4％、男性61.4％、女性43.5％）との回答が最も多かったものの、「11回以上」について男女別で見ると、男性（4.7％）より女性（10.5％）の方がおよそ２倍ほど多かった。『理想の駆け込み先』を尋ねた。「親」5.7％、「友達」「信頼できる人／頼りになる人」同5.6％が上位に挙げられ、男女別で見ると、男性では、「親」5.2％、「友達」4.9％、「信頼できる人／頼りになる人」4.5％が上位３位に対して、女性では、順位が全く反対となり、「信頼できる人／頼りになる人」6.8％が１位となっている（(２)に続く）。

調査結果