ラジオ・オピニオン2009『喜･怒･哀･楽』別パーソン･オブ･ザ･イヤー(１)

調査結果の概要

(社)日本民間放送連盟は、【ラジオ・オピニオン2009『喜･怒･哀･楽』別パーソン･オブ･ザ･イヤー】と題したアンケート調査を実施いたしました。なお、今回のアンケートには、全国のリスナー2,908人にご回答いただきました。今年（2009年）もっとも『すかっ！』と気持ちのよい喜びを与えてくれた人第１位は、（2009年）３月にアメリカで開催されたワールド・ベースボール・クラッシック（ＷＢＣ）において、日本を優勝に導いたＳＡＭＵＲＡＩジャパンのチームリーダー「イチロー選手」でした。韓国とのＷＢＣ決勝戦で、勝負を決定付ける勝ち越しのタイムリーヒットを打ったシーンを観て、多くの方々が『すかっ！』としたようです。また、ＷＢＣ活躍後も、メジャーリーグで９年連続200安打以上という前人未到の記録を打ち立てたことも『喜びを与えてくれた人』に繋がったようです。『ここだ！という時に偉業を成し遂げてくれる』（女性40代）、『ＷＢＣでの活躍は忘れられない』（男性20代）、『普段は、野球を見ない私でも、ＷＢＣには釘付けだった』（女性40代）といったコメントが多く寄せられました。総合ランキングを見ると、ＷＢＣやメジャーリーグ、プロ野球で活躍した方々が上位10人中４人を占めています。また、ジャンル別ランキングのスポーツ界でも、上位５人中４人が同じような結果となっており、この結果から、今年は野球界が日本の盛り上げ役となって、多くの方々に『すかっ！』とした気持ちのよい喜びを与えてきたと言えるのではないでしょうか。ジャンル別ランキングを見ると、政界ランキングでは、「鳩山由紀夫首相」が１位にランクイン、４位に事業仕分けで注目を浴びた「蓮舫参院議員」という結果になりました。『政権交代を実現したから』（男性40代）、『事業仕分けで、バッサ・バッサ！気持ちいい』（女性40代）といった政権交代に関するコメントが多く寄せられました。反対に、今年『むかっ！』と怒りを覚えた人第１位は、「酒井法子さん」でした。夫の逮捕後の失踪劇や覚せい剤取締法違反での逮捕で、多くの方に衝撃を与えました。清純なイメージが強かった彼女が、こうした大騒動を引き起こしたことで大きなショックを受けた方も少なくなかったようです。『私の中で清純派だったので覚せい剤使用でかなりのショックでした』（女性50代）、や『素敵な女優になったと感心していたのに裏切られました』（男性50代）といったショックや失望に関する意見に加え、『タレントより母親として子どもさんのことを、どう思っていたのでしょう』（女性50代）、『同じ子どもを持つ親として許されないと思う』（女性30代）のように、母親としての自覚を問うコメントが多く寄せられました。

調査結果