防災意識（地震対策）についての調査レポート

調査結果の概要

(株)ネットマイルでは、防災意識（地震対策）についてアンケート調査を実施した（対象となった回答者は、アンケートに協力した1,304人中、『あなたは最近半年の間に、地震を経験しましたか？複数回経験した方は最大震度についてお答えください『という質問に対し、「震度２以下の地震を経験した」「震度３の地震を経験した」「震度４以上の地震を経験した」のいずれかに回答した600人とした）。地震を経験したことにより、自身の防災意識（地震対策）について、「変化があった」6.8％と「やや変化があった」33.2％をあわせた『変化あり』が40.0％。最近半年間の経験震度別に『変化あり』の回答率を見ると、経験震度が高くなるほど防災意識に変化があった割合が高くなっている。自身や家族が日頃おこなっている防災（地震）対策について尋ねると、「防災関連のニュースに関心をもつ」44.2％が最も多く、これに「水・食料などを備蓄する」41.3％、「家具等の転倒防止対策をする」33.5％と続いた。最近半年間の経験震度別に見ると、経験震度が高いほうが概ね回答率が高い傾向が見られた。避難持出しグッズ（非常時持ち出し品）として、自身や家族が準備しているものを尋ねた。１位が「懐中電灯」81.5％、以下「飲料水」57.4％、「マッチ、ライター」51.9％の順となり、最近半年間の経験震度別に見ると、「飲料水」では「震度３以上の地震経験者」の回答率が他に比べ高かった。地震やその他類似の災害が発生したときに、使えなくなって最も困る設備や機器は、「電化製品（冷房・暖房以外）」24.3％が最も高く、次いで「お風呂」21.2％、「携帯電話」20.3％という順になった。最近半年間の経験震度別に見ると、「震度３以下の地震経験者」では「電化製品（冷房・暖房以外）」、一方「震度４以上の地震経験者」では「携帯電話」の回答率が他に比べ高かった。地震やその他類似の災害が発生したときに、とても大事だと思うこと・ものでは、１位が「水」77.7％、以下「食料」67.7％、「冷静な判断や行動」62.2％という結果であった。将来的な防災訓練（避難訓練）の実施の必要性について尋ねると、「実施していくべき」が39.5％で４割程度、「どちらかといえば実施していくべき」が53.4％で５割を大きく超え、両方をあわせた『実施するべき』92.8％で９割以上に達した。最近半年間の経験震度別に見ると、経験震度が大きくなるほど「実施していくべき」の回答率が増加した。

調査結果