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主婦の新しい環境動向に関する意識 |
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調査結果の概要
化学メーカーの(株)クラレでは、主婦を対象に環境問題についてのアンケート調査を実施しました。2001年に行った同様の調査と比較すると、今回は「エネルギーや水の節約意識」が着実に強くなっていることがわかりました。まず、環境のために日ごろから実行していることを見ると、上位項目の殆どは8年前と比べ実行率がアップしています。今回のトップは「歯を磨く時は水道の水を流し放しにしない」84.2%です。以下「詰め替えのある商品を多く使っている」78.6%、「エアコンの設定温度を抑え目にしている」74.8%、「照明はこまめに切っている」71.6%までは実行率が7割を超えており、暮らしの中にほぼ定着した環境行動と言えそうです。現在所有している環境対応型の家庭製品は、「エアコン」45.8%、「テレビ」43.4%、「電気冷蔵庫」41.6%が上位で、3製品とも関西より関東の方が高くなっています。これから新たに購入したり、買い替えたい環境対応型家庭製品は、休みなく電力を消費する「電気冷蔵庫」34.8%がトップです。次いで「テレビ」29.4%、「電気洗濯機」25.2%と続き、話題の「太陽光発電設備」6.8%に対する欲求はまだ低く、家庭に普及するにはもうしばらく時間がかかりそうです。車を買い替えたり、新たに購入する場合には、「一般のガソリン車」47.8%が最も多かったものの、エコカー減税や補助金効果もあり「ハイブリッド車」33.6%の買い替え・新規購入希望者は30%を超えています。『エコポイント』対象製品の購入・買い替え状況を見ると、『エコ・ポイント』が付く冷蔵庫、液晶テレビ、エアコンのうち「1製品だけ買い替え(購入)した」主婦は10.2%です。「2製品」1.2%、「3製品」0.4%となるとごくわずかです。2010年3月末が購入期限の『エコ・ポイント』ですが、「ひとつも買い替えしてない(買っていない)がこれから…」という主婦は44.6%います。関東(46.0%)、関西(43.2%)で大きな差はありません。環境省が温暖化防止国民運動の切り札としてスタートさせた事業『エコ・アクション・ポイント』については、7割近くが「このことについては何も知らない」66.8%と回答しています。環境のために悪いと思いながら、ついやってしまう『反エコ行動』は何か?尋ねました。「つい車を使ってしまう」18.6%がトップで、車の便利さはなかなか手放せないようです。以下「エアコンのつけっぱなし・使いすぎ」14.4%、「ゴミの分別を正しくしていない」9.2%と続いています。
調査結果
- 環境のために日ごろから実行していることは何ですか?(上位5位)(2001年との比較) (単位:%)
順位 全体 2001年 1 歯を磨く時は水道の水を流し放しにしない 84.2 77.3 2 詰め替えのある商品を多く使っている 78.6 78.0 3 エアコンの設定温度を抑え目にしている 74.8 52.9 4 照明はこまめに切っている 71.6 70.8 5 買い物にはエコバックを持参している 67.6 27.6 - 現在所有している環境対応型の家庭製品は何ですか?(上位5位) (単位:%)
順位 全体 関東 関西 1 エアコン 45.8 47.6 44.0 2 テレビ 43.4 44.4 42.6 3 電気冷蔵庫 41.6 42.4 40.8 4 電気洗濯機 30.6 32.4 28.8 5 電気掃除機 23.8 26.4 21.2 - これから購入(買い替え)したい環境対応型家庭製品は何ですか?(上位5位) (単位:%)
順位 全体 関東 関西 1 電気冷蔵庫 34.8 35.6 34.0 2 テレビ 29.4 27.2 31.6 3 電気洗濯機 25.2 27.6 22.8 4 エアコン 24.8 22.4 27.2 5 電気掃除機 18.2 19.6 16.8 7 太陽光発電設備 6.8 6.4 7.2 - 車を買い替えたり、新たに購入する場合、どのような車にしたいですか?
順位 全体 関東 関西 1 一般のガソリン車 47.8 45.2 50.4 2 ハイブリッド自動車(HV) 33.6 34.0 33.2 3 電気自動車 4.0 4.4 3.6 4 一般のディーゼル車 0.6 1.2 0.0 5 水素ガス自動車 0.4 0.0 0.8 6 圧縮天然ガス(CNG)自動車 0.0 0.0 0.0 7 ソーラーカー 0.0 0.0 0.0