ラジオ・オピニオン2009　ラジオリスナーの生活実感アンケート

調査結果の概要

(社)日本民間放送連盟は、ラジオリスナーの声を世の中に広く発信することを目的として、全国の民放ラジオ101社で＜ラジオリスナーの生活実感アンケート＞を実施いたしました。なお、今回のアンケートには、全国のリスナー8,528人にご回答いただきました。調査の結果、ラジオリスナーの現在の生活満足度は平均で「55.1％」という結果となりました。男女別で比較すると、女性（59.5％）の満足度が男性（51.6％）満足度を上回っています。現在、あなたの生活は経済的にどのような状態ですか？という質問に対し、「苦しい」24.6％、「やや苦しい」32.3％と回答された方が56.9％と過半数を超え、「余裕がある」2.3％、「やや余裕がある」13.9％の16.2％を大幅に上回る結果となりました。男女別で比較すると、「やや苦しい」と合わせた「苦しい」の割合は、男性（61.8％）が女性（50.8％）を上回っています。以前に比べ支出を減らしたものでは、「外食」61.3％が最も多く、次いで「趣味／レジャー関連」50.6％、「衣料品」38.7％という順になりました。一方で、「子どもの小遣い」1.2％や「教育費」1.4％、「子どもの塾／習い事」1.8％という回答が非常に少なかったことから、経済的に生活が苦しいと感じていても、子どもに関する支出を減らそうと考える人は少ないという傾向が見られました。また、以前に比べ支出が増えたものでは、「特に増えたものはない」31.5％が最も多く、次いで「医療費」20.9％、「教育費」17.1％という順になりました。「特に減らしたものはない」6.8％という回答が少数に留まった一方で、約３割の方が「特に増えたものはない」31.5％と回答されていることからも、何らかの節約をしている方が多いということがわかりました。今一番値下げして欲しいものは、「税金」52.8％が最も多く、次いで「ガソリン」40.9％、「食料品」34.1％という順になりました。先日行われた総選挙で政権交代を果たした民主党が「高速道路の無料化」をマニフェストの一つとして掲げていますが、現在値上がりしていることもあり、燃料である「ガソリン」についても値下げを希望する意見が多く寄せられました。今、取りあえず欲しい金額は「100万円」が最も多く、次いで「10万円」、「1000万円」という順になりました。あなたが新政権にすぐに実行して欲しい政策・対策は、「景気」というキーワードの登場頻度が最も高く、次いで「税」、「雇用」という順になり、この結果、民主党が掲げる様々なマニフェストの中でも、やはり生活に直結する「景気」や「税」に関連する政策・対策への期待が高いことが窺えました。

調査結果