明治安田生命 防災に関するアンケート調査 |
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調査結果の概要
全国の20歳から59歳の男女を対象に防災に関するアンケート調査を実施した。まず、不安に感じる自然災害について聞いて尋ねると、トップはやはり『地震』。「とても不安」と「やや不安」を合わせ89.0%もの人が不安を感じており、また、近い将来の大地震発生の可能性については、最近頻繁に各地で地震が発生しているためか、93.8%の人が「将来、大地震が発生する」と考えている。さらに、「将来、大地震が発生する」と考えている人の約2割(19.4%)が「5年以内に大地震が発生する」と、喫緊の不安と考えている。地球温暖化と因果関係が強く、今後、増加が懸念される自然災害として、98.1%の人が「集中豪雨・土砂災害等」を挙げており、次いで「竜巻」52.0%、「雪害」27.4%と回答している。そのような中でも、地球温暖化防止に向けた取り組みをしている人は、約4割(43.8%)に留まる。震災時に心配なことは?第1位が「家族の安否」89.4%と、家族を心配する『家族思い』の姿が明らかに。次いで生活に欠かせない「水道や電気などのライフラインの確保」82.7%、「食料品の確保」78.6%となっている。震災時に家族で最も心配になる人を尋ねると、全体では第1位が「子ども」50.6%、次いで「配偶者」22.3%、「母親」19.9%、「父親」4.7%の順となった。地震発生時に持って逃げたいものについては、「水」30.9%や「食料」27.0%よりも、第1位は「現金・預金通帳・印鑑・カード」81.0%で、続いて「携帯電話」72.1%となっている。災害が発生し、万一、体育館や公民館等に避難した場合、その避難所で何日間耐えられるか尋ねた。結果、避難所生活での我慢できる日数は、「平均7.65日」。また、男性は「9.36日」と女性の「6.11日」より「3.25日」長く耐えられるという結果が出た。避難生活で我慢できない第1位は、「トイレの数や衛生面で十分でない」61.0%で、以下「寝る場所や睡眠が十分確保できない」36.6%、「食料や飲料水が十分でない」32.2%、「プライバシー等が確保できない」26.9%と続いた。