第4回 心臓に関する意識調査 |
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調査結果の概要
ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)メディカル カンパニーが実施した「第4回 心臓に関する意識調査」によると、三大疾病のうち、一番関心があるのは「がん」65.1%、「心筋梗塞」19.0%、「脳卒中」15.9%という順になり、3年前の調査結果と比較すると、「心筋梗塞」が5.1pt増と、近年、最も伸びており、関心の高まりが窺えた。また、心臓病やがんなどの病気にかかった時に一番心配になることの1位は「お金」29.8%。男女別で見ると、女性が「お金」30.0%である一方、男性は「自分の寿命」30.3%という結果だった。心臓の定期検診の頻度について、「受けたことがない」が22.1%、「過去に受けたことはあるが、現在定期検診は受けていない」が20.9%と、合計43.0%が定期検診を受けておらず、年に1回以上の定期検診を受けている人は、依然、5割に満たないことが明らかになった。また、心臓に圧迫感や動悸を感じたことがある人においても、39.3%と約4割が定期検診を受けておらず、疾患の早期発見の遅れが懸念される結果となった。狭心症・心筋梗塞の主な治療法で、開胸手術と比べると患者の身体的負担の少ないカテーテル治療の認知度は、3年前より6.5pt増の82.3%。また、カテーテル治療時に使用する『薬剤溶出ステント』(日本に導入されて今年で5年目)の認知度も、3年前より11.3pt増の27.0%という結果となり、高まりが窺えた。不整脈治療と聞いて思い浮かべるものとして、最も多かったのが「ペースメーカー」67.8%で、次位以下の「AED」37.3%、「薬物療法」31.1%を大きく引き離した。糖尿病と診断されたことがある人で循環器内科を受診したことがある人は、67.9%と約7割に達し、また、糖尿病が不整脈や狭心症・心筋梗塞などの心臓病を引き起こすことを知っている人は全体で29.9%に留まり、糖尿病と診断された方においても、糖尿病が不整脈や狭心症・心筋梗塞などの心臓病を引き起こすことを知っている人は44.4%と半数に満たない結果となった。