『第二新卒』の仕事に対する意識調査

  • 調査期間
  • 2009/08/07~2009/08/11
  • 調査対象
  • 全国の“第二新卒”の男女 400人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

『第二新卒』の男女400人(インターネット関連業界200人、非インターネット関連業界200人)に対して仕事に関する意識調査を実施致しました(なお、本調査での『第二新卒』とは新卒入社1年目~3年目の若手社員を指します)。働きたい給与制度の企業について尋ねたところ、「年功序列の給与制度」を望む人が52.8%と、前年度(41.8%)より11pt増えています。理想のキャリアプランが「ある」人は前年度(51.8%)より2.2ptアップの54.0%でした。自分のキャリアプランに沿わない仕事を続けることは意味があると思いますか?と尋ね、前年度と比較すると、「意味があると思う(「どちらかといえば意味があると思う」含む)」、「意味があるとは思わない(「どちらかといえば意味があるとは思わない」)」ともにあまり差はありませんでしたが、「どちらかといえば意味があると思う」とのが4.1pt減り、「どちらかといえば意味があるとは思わない」との回答が4.6pt増えています。現在勤めている会社よりもキャリアアップできそうな会社があった際の転職について尋ねると、「転職するリスクを取るより、今の会社で堅実に働いた方が良いと思う」という人が前年度(32.3%)より5.7pt増えて38.0%となり、現在勤めている会社で定年まで「働きたいと思う(「どちらかといえば働きたいと思う」含む)」という人が前年度(32.0%)より5.6pt増えて37.6%、起業を「考えたことがある」人は43.5%から32.8%(10.7pt減少)、今後チャンスがあれば「起業したいと思う」という人は52.3%から43.5%(8.8pt減少)と、前年度より割合が下がっています。昨年の調査では原油価格高騰など景気低迷による先行き不安から、若い世代の「定年まで今の会社で働きたい」といった回答や、「起業を考えたことがない」といった安定を望む回答が増加する傾向が見られました。今年の調査ではリーマンショックによる世界経済への打撃から、安定志向の傾向にさらに拍車がかかり、「年功序列の給与制度」を望む声が半数を超えたり、「定年まで今の会社で働きたい」といった回答が増えたりする傾向となっています。今後チャンスがあれば「起業したいと思う」と回答した人に、その業界を尋ねました。「他業界で起業したい」との回答が73.0%(前年度67.5%より5.5pt増加)でした。先輩にしたい有名人は「所ジョージさん」と「天海祐希さん」が各々1位となりました。

調査結果

働きたい給与制度の企業について(単一回答形式)
理想のキャリアプランの有無について(単一回答形式)
自分のキャリアプランに沿わない仕事を続けることの意味について(単一回答形式)
現在勤めている会社よりもキャリアアップできそうな会社があった際の転職について(単一回答形式)
現在勤めている会社で定年まで働きたいかどうかについて(単一回答形式)
起業を考えたことがあるかどうかについて(単一回答形式)
今後チャンスがあれば起業したいかどうかについて(単一回答形式)
起業する場合の業界について(単一回答形式)
先輩にしたい有名人(n=400)(自由回答形式) (単位:件)
名前件数名前件数
所ジョージ31天海祐希47
イチロー21江角マキコ22
島田紳助真矢みき20
福山雅治10篠原涼子17
明石家さんま松嶋菜々子16
北野武8黒木瞳12
タモリ7仲間由紀恵
江口洋介藤原紀香10
水嶋ヒロベッキー8
阿部寛6眞鍋かをり
桜井翔5和田アキ子7
山口智充菅野美穂6
木村拓哉久本雅美5
香里奈
(敬称略)
調査実施先:ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)<「イーキャリア」調べ>