2009年 環境意識に関する調査

  • 調査期間
  • 2009/05/14~2009/05/15
  • 調査対象
  • 全国の20歳以上の男女(マクロミルモニタ会員)1,032人(男女各516人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

インターネット調査会社の(株)マクロミルは、全国の20歳以上の男女を対象に、環境意識に関する調査を実施した。まず、普段の生活でどの程度『環境保護』を意識しているか尋ねたところ、「とても意識している」が15.8%、「たまに意識している」が67.0%となり、意識している人は、合計で82.8%となり、性別に見ると、男性(77.9%)より女性(87.6%)の方が『環境保護』への意識が高くなっている。普段行っている環境対策の行動を尋ねたところ、「ペットボトルや紙パックの回収に協力する」44.9%、「ゴミの仕分け・分別を徹底する」43.1%、「詰め替え用商品を購入する」42.4%などが上位に挙げられ、いずれの環境対策のための行動も、男性に比べて女性の行動率が高くなっている。『環境に配慮した商品やサービス』を提供している企業や、環境保護活動に積極的に取り組んでいる企業に対して、イメージが良くなるか?尋ねた。「そう思う」との回答は41.8%、「まあそう思う」との回答は46.6%と、合計で88.4%。その企業への信頼感が高まる?に「そう思う(「まあそう思う」含む)」と回答したのは81.7%。また、『その企業の商品を購入してみようと思う』は61.4%。『その企業の商品を人に勧めたくなる』は40.2%が「そう思う(「まあそう思う」含む)」と回答しており、企業の環境への取り組みは消費者の購買行動にも影響がありそう。『環境』に関する用語について、どの程度知っているか尋ねたところ、「クール・ビズ」の認知度が最も高く、74.8%が『内容までよく知っている』と回答、次いで「家電リサイクル法」61.2%、「ウォーム・ビズ」58.1%となった。また、2009年5月に施行された「エコポイント」の『内容までよく知っている』人は38.9%。環境対策に関する気持ちを尋ねたところ、『環境保護の意識というより節約の意識が強い』に「あてはまる(非常に+まああてはまる)」と回答した人が56.9%、『環境に良い商品は節約に繋がるので選びたい』では53.6%となり、『節約』が環境対策のきっかけになっている人も多い模様。一方で、『コストがかかっても環境に良い商品を選びたい』に「あてはまる(非常に+まああてはまる)」と回答した人は26.2%に留まっており、『環境に優しく、お財布にも優しい』環境対策が求められている様子。

調査結果

あなたは普段の生活で、“環境保護”をどの程度意識していますか? (単位:%)
あなたは環境対策に関して、普段どのような行動をしていますか? (単位:%)
全体
(n=1,032)
男性
(n=516)
女性
(n=516)
ペットボトルや紙パックの回収に協力する44.934.355.4
ゴミの仕分け分別を徹底する43.133.752.5
詰め替え用商品を購入する42.428.956.0
エコバックを利用している39.624.055.2
電気はこまめに消している35.526.244.8
冷暖房の温度を、夏は高め、冬は低めに設定する34.724.445.0
“環境に配慮した商品やサービス”を提供している企業や、環境保護活動に積極的に取り組んでいる企業について、(以下の項目は)どのように感じますか?(n=1,032) (単位:%)
“環境”に関する用語をどの程度知っていますか?(n=1,032)(「内容までよく知っている」の比率) (単位:%)
環境対策に関する気持ちをお尋ねします(n=1,032)
<本当は、環境保護の意識というより節約の意識が強い> (単位:%)
<環境に良い商品は節約に繋がるので選びたい> (単位:%)
<コストがかかっても環境に良い商品を選びたい> (単位:%)
問合せ先:マクロミル広報室
Mail:press@macromill.com
調査実施先:株式会社マクロミル(マクロミル調べ)