ビジネスメール実態調査アンケート2009

  • 調査期間
  • 2009/05/18~2009/06/01
  • 調査対象
  • パソコンサイト上の実施先のアンケートフォームに入力された男女 751人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

ビジネスメール教育の専門家であるアイ・コミュニケーションでは、「ビジネスメール実態調査アンケート2009」を行いましたので、ここにお知らせいたします。周囲とのコミュニケーション方法で最も用いられているのは、「パソコンでメールする」という結果になりました。仕事においても重要なコミュニケーション方法であることは、もはや疑いようがありません。トップ3は「パソコンでメールする」79%、「会う」68%、「携帯電話で電話する」60%となっており、この3つで多くのコミュニケーションが成立していると言えます。自分のメールに何らかの不安を持っている人は、「よくある」9.9%と「たまにある」60.1%を合計すると70%となります。多くの人が自分のメールに不安を持ちながら、日々メールを利用して業務をこなしていると言えます。メールでの失敗経験については、「よくある」2.9%と「たまにある」52.2%を合計すると55.1%となります。不安を持っている割合からは減少しますが、過半数が自分はメールで失敗しているという自覚を持っています。よく起こっている失敗は、「添付ファイルを付け忘れ」67.1%、「誤字や脱字」49.3%、「内容がわかりにくい」30.9%の順となり、機能に関する項目など、ちょっと注意をしたらわかるようなケアレスミスが上位を占める傾向にあります。失敗を指摘されたことのある人については、「よくある」1.7%と「たまにある」31.2%の合計が32.9%となりました。メールを受け取って不快に思った経験は、「よくある」13.3%と「たまにある」60.1%を合計すると73.4%が経験をしています。メールの失敗経験が55.1%であることを考えると、受け手と送り手の認識にギャップがあると考えられます。不快に感じた項目のベスト3は、「内容がわかりにくい」44.8%、「言葉遣い」37.9%、「メールの返信スピードが遅い」24.0%の順となっており、マナーに関する項目が上位を占めています。この結果からも、送り手が気にしていることと、受け手の不快に感じている項目にはギャップが生じていると言えます。不快を感じたときに指摘をする人は28.9%。逆に、指摘は「ほとんどしない」「全くしない」というケースは69.9%となっています。つまり、2/3が指摘をしないという結果になっています。自分で気をつけない限りは知らぬ間に相手に不快感を与えている可能性が高いと言えます。メールに関する情報収集は、「書籍」37.5%や「セミナー・研修」、「雑誌」同15.2%が大半を占めています。また、「学んだことはない」という回答は、34.8%となっており、自己流メールが多いことがわかります。メールの教育の必要性については、「とても必要」33%と「必要」45%、「少し必要」21%を合計すると、98%が必要だと感じています。勤務している会社のメールの社内研修状況を見ると、会社勤めをしている人間(「ある」「ない」と答えた人数)を母数に計算し直すと、メールの研修を実施している会社は7.4%しかないことがわかりました。

調査結果

周囲とコミュニケーションを取る方法は何ですか? (単位:%)
自分のメールに不安を感じたことはありますか?/過去1年間でメールの失敗はありますか? (単位:%)
メールの失敗が「よくある」「たまにある」と答えた方へ、その失敗はどのようなものですか?(上位10位)(複数回答可) (単位:%)
メールの失敗が「よくある」「たまにある」と答えた方へ、その失敗を指摘されたことはありますか? (単位:%)
過去1年間で、メールを受け取って不快に思った経験はありますか? (単位:%)
メールを受け取って不快に思った経験が「よくある」「たまにある」と答えた方へ、その不快はどのようなものですか?(上位10位)(複数回答可) (単位:%)
メールを受け取って不快に思った経験が「よくある」「たまにある」と答えた方へ、その不快であることを相手に指摘したことはありますか? (単位:%)
ビジネスメールを学んだことはありますか?(複数回答可) (単位:%)
ビジネスメールを学ぶことは必要だと思いますか? (単位:%)
あなたの会社にメールの社内研修はありますか? (単位:%)
今回の調査には、個人事業、学生、専業主婦など会社員でない方も含まれているため、「無回答」の方の回答を除いた数値です。
調査実施先:有限会社アイ・コミュニケーション<http://business-mail.jp/>