シニア世代の意識についての調査レポート |
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調査結果の概要
(株)ネットマイルではシニア世代の意識調査と題して、アンケート調査を実施した。その結果、『生涯学習』という言葉の認知度について、「よく知っていて他人に説明できる」12.3%と「ある程度理解している」53.7%を合わせた「理解している」が66.0%、「聞いたことはある」が30.3%、「知らない」が3.7%と、7割近くの人が『生涯学習』について認知しているという結果であった。また男女別に見てみると、男性は「理解している」が74.0%、「聞いたことはある」が23.3%、一方、女性は「理解している」が58.0%、「聞いたことはある」が37.3%と、女性よりも男性の方が理解しているとの回答が多かった。生涯学習に対する興味度を見ると、「とても興味がある」17.3%と「まあまあ興味がある」48.1%を合わせた「興味あり」が65.4%、「あまり興味はない」28.3%と「全く興味はない」6.3%を合わせた「興味なし」が34.6%という結果であった。生涯学習に「とても興味がある/まあまあ興味がある/あまり興味はない」という人に対して今、何か生涯学習を行っているか?尋ねたところ、「行っている」が26.7%、「行っていない」が73.3%と、生涯学習を行っている人は3割に満たず、また男女別に見てみると、「行っている」の回答率は男性が23.1%、一方女性は30.4%と、男性よりも女性の回答率がやや高かった。また、興味のある生涯学習の分野(4つ)についても尋ねると、【学問系】では「経済学」16.4%、【カルチャー系】では「旅行」43.4%、【資格・実用系】では「パソコン」30.2%、【ボランティア系】では「環境・エコ」16.0%が最も多かった。生涯学習を通じて、どのようなことが得られたらよいと思うか?と問うと、1位「老化防止」59.4%、2位「余生の充実」50.5%、3位「自己啓発」37.0%という結果であった。また男女別に特徴的な項目を見ると、「社会貢献」や「自己啓発」といった項目では女性より男性、一方「自信の成長」や「老化防止」といった項目では男性より女性の回答率が高かった。
調査結果
- 【資格・実用系】 (単位:%)
- 【ボランティア系】 (単位:%)
※ 生涯学習を【学問系】【カルチャー系】【資格・実用系】【ボランティア系】の4つの区分ごとにみてみると、【学問系】では「経済学」の回答率が16.4%と最も高く、次いで「社会学」が10.3%と続いた。【カルチャー系】では「旅行」の回答率が43.4%とかなり高く、次いで「カメラ・写真」が25.6%、「絵画」「料理」がともに16.0%と続いた。【資格・実用系】では「パソコン」の回答率が30.2%とかなり高く、次いで「英会話・語学」が13.9%と続いた。【ボランティア系】では「環境・エコ」の回答率が16.0%と最も高く、次いで「地域密着系」が13.5%と続いた。 - 生涯学習を通じて、どのようなことが得られたらよいと思いますか?(同上) (単位:%)
合計 男性 女性 老化防止 59.4 55.2 63.8 余生の充実 50.5 51.0 50.0 自己啓発 37.0 40.6 33.3 自身の成長 35.6 28.0 43.5 趣味の多様化 34.2 35.7 32.6 生活の質の向上 29.9 26.6 33.3 交友関係の広がり 28.8 25.9 31.9 社会参加 26.3 23.8 29.0 社会貢献 23.1 28.7 17.4 教養の深耕 22.1 23.1 21.0