「プロの住まい選び」に関する調査

  • 調査期間
  • 2009/05/16~2009/05/25
  • 調査対象
  • 同社に加盟している不動産会社(加盟店) 1,116人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

不動産総合情報サービスのアットホーム(株)では、同社に加盟している不動産会社(加盟店)に対し、不動産業の人達が自身の住まいを決めたきっかけ、住まいを探す際どのような方法で物件情報を収集したか、住まいを選ぶ際に重視した点、住まいの満足度などについて調査し、「プロの住まい選び」の実態について明らかにする事ができた。まず、全回答者に現在の住まいを決めたのは不動産会社(業界)に入ってからかどうか?を尋ねたところ、60.4%が「不動産会社(業界)に入ってから」と回答した。次に、現在の住まいの満足度を聞いたところ、『満足している』(「十分満足している」19.5%と「満足している」49.0%の合計)は68.5%となった。この満足度を、『不動産会社(業界)に入ってから住まいを決めた』人と『入る前に決めた人』で比較すると、入ってからの人の『満足している』は75.1%、入る前の人は58.6%となり、『入ってから住まいを決めた』人の方が16.5pt高い事がわかった。現在住んでいる住居形態(入居時)を尋ねたところ、1位は「新築注文建築一戸建て」26.1%、続いて「中古賃貸マンション」15.0%、「中古売り一戸建て」11.2%の順となった。現在の住まいを決めたきっかけでは、「良い物件との出会い」22.6%、「子どもが生まれた(成長した)」15.1%、「結婚」14.1%がトップ3となった。現在の住まいを探した際、どのような方法で物件情報を収集・活用したか?を尋ねたところ、1位は「自社で保有、または管理している物件の中から」21.0%だった。現在の住まいを選ぶ際に、重視した点を聞くと、1位は「地域・場所」56.9%、以下「価格・家賃の妥当性(相場・資産価値等)」55.8%、「広さ」41.2%という順になった。住まいを選ぶとしたら、『プロの視点』と呼べるような、一般のユーザーと違う点は何か?を尋ねると、トップは「周辺環境(住環境)」9.1%となり、これに「価格・相場」8.6%、「施工・管理」8.3%、「資産価値」7.2%が続いた。「周辺環境(住環境)」の具体的な内容としては『現地環境の捉え方』『近隣物件に住む人の層や周辺地域の治安』など、「価格・相場」は『価格相場に詳しい』『価格の妥当性・情報量』などの意見があった。「施工・管理」は『管理会社や施工業者のチェック』『建物管理の状況』、「資産価値」は『将来も需要のある売りやすい物件かどうか』『将来の発展性』など。一般ユーザーが、住まいを選ぶときは「現状の価格・相場」や「住宅設備」などに目が行きがちだと思われるが、不動産のプロは、「周辺環境(住環境)」「施工・管理」「資産価値」など、目先の事だけではなく、実生活や将来性を想定した視点を持っていると言え、この視点を一般ユーザーからの相談やアドバイスに活かしている姿が窺える。

調査結果

現在のお住まいを決めた時期はいつですか?(全体:n=1,116)(単一回答形式) (単位:%)
現在のお住まいに満足していますか?(単一回答形式) (単位:%)
現在のお住まいの住居形態を教えてください(全体:n=1,116)(単一回答形式) (単位:%)
現在のお住まいを決めたきっかけは何ですか?(全体:n=1,116)(単一回答形式) (単位:%)
現在のお住まいを探した際、どのような方法で物件情報を収集・活用しましたか?(全体:n=1,116)(単一回答形式) (単位:%)
現在のお住まいを選ぶ際に、重視した点は何ですか?(全体:n=1,116)(上位10項目)(複数回答形式) (単位:%)
お住まいを選ぶとしたら、“プロの視点”と呼べるような、一般のユーザーと違う点は何ですか?(全体:n=1,116)(上位10項目)(自由回答形式) (単位:%)
調査実施先:アットホーム(株)