第15回(平成21年度)水にかかわる生活意識調査(3)

  • 調査期間
  • 2009/06/11~2009/06/16
  • 調査対象
  • 東京圏、大阪圏、中京圏に居住する20歳代~60歳代の男女 462人
  • 調査方法
  • FAX調査

調査結果の概要

((2)より続く)災害等で水道水が使えなくなった時の対応方法をシーン別で尋ねたところ、『飲用』では「常備してある水」を使うという回答が、『料理』『風呂』『洗面』では「救援用・行政の給水を待つ」という回答がトップ。『水洗トイレ』では「雨水を使う」や「川の水」など自然の水の使用を想定している人も多く見られた。大震災が起きたとき、火災にあう可能性は?「ある」42.6%、「ない」7.4%、「わからない」50.0%という結果になり、居住地別に見ると、大阪圏で「ある」と答えた人が46.2%と他エリアと比べてやや高めだった。水に関して日頃不安や心配を感じている事のトップ3は、「給水制限や断水」52.2%、「飲料水や生活用水の悪化」48.9%、「化学物質による水質汚染」47.4%となっている。そして、きれいで安全な水を残すためには「家庭の節水・汚水を排水しない努力」50.2%、「企業の節水・汚水を排水しない努力」、「森林の保全」同48.3%などが必要と捉えており、日頃からの心がけが窺える。家庭で行なっている水質保全への配慮第1位は「ゴミを流さないように工夫している」が圧倒的に多く90.9%。また、家庭での節水・水の再利用について、多少なりとも節水を実施している人は64.5%で、その方法で最も実施率が高かったのは「歯磨き中に水を出しっぱなしにしない」82.7%だった。子どもの頃の印象深いふるさとの風景を挙げてもらうと、「田んぼ」51.7%が最も多く、以下「小川」、「海」同36.1%という順になった。

調査結果

((2)より続く)
災害等で水道水が使えなくなった時の対応方法(n=462)(シーン別) (単位:%)
飲用料理風呂洗面水洗
トイレ
常備してある水71.663.67.823.45.6
救援用・行政の給水を待つ69.068.243.750.630.1
近所・親戚の人に分けてもらう22.921.28.710.65.0
雨水を使う6.55.415.814.945.5
井戸の水を使う13.213.216.016.712.6
水は使わないで済ませる1.98.435.318.218.0
大震災が起きたとき、火災にあう可能性は? (単位:%)
水に関して日頃不安や心配を感じている事(n=462)(複数回答)(上位5位) (単位:%)
きれいで安全な水を残すために必要な事(n=462)(3つまで選択)(上位5位) (単位:%)
あなたの家庭で行なっている水質保全への配慮は?(n=462)(複数回答) (単位:%)
家庭での節水・水の再利用状況(n=459) (単位:%)
「節水・水の再利用をしている(「多少節水や再利用しながら水を使っている」+「かなり節水や再利用をしている」)」割合:64.5%
家庭での節水・水の再利用:方法(n=462)(複数回答)(実施率上位5位) (単位:%)
子どもの頃の印象深いふるさとの風景は?(n=462)(複数回答)(上位5位) (単位:%)
調査実施先:ミツカン水の文化センター