ケータイメーカーに関する調査(1) ~ケータイ端末の満足度について

  • 調査期間
  • 2009/05/25~2009/05/27
  • 調査対象
  • 全国の10代~30代の男女 500人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

ネットエイジア(株)では、標記の調査を実施した。現在利用しているケータイメーカー(複数利用している場合は最も利用しているメーカー)を聞いたところ、トップは「シャープ」25.0%、次に「パナソニック」16.4%、「NEC」12.6%、「ソニーエリクソン」8.0%となった。次にケータイの総合満足度について、各メーカーを利用しているユーザー別で見てみると、「満足」(「かなり満足」と「まあまあ満足」の合計)が最も高かったのは、「シャープ」ユーザーで86.4%となり、これに僅差で「ソニーエリクソン」ユーザー85.0%が続き、3位は「NEC」ユーザー84.1%となった。以上のように「シャープ」は、利用率、満足度ともにトップとなった。「ソニーエリクソン」については、利用率は4位だが、満足度は「パナソニック」や「NEC」を上回ることが明らかとなった。現在利用しているケータイの各項目についての満足度を尋ねると、「不満」(「やや不満」と「かなり不満」の合計)が高かったのは、『反応スピード(インターネットの画面表示・切り替え)』46.8%、『バッテリーの持続性』42.4%、『反応スピード(インターネット以外の操作の画面表示・切り替え)』39.4%となった。第3世代ケータイの普及やパケット料金の定額化によってケータイのインターネット利用者数が増加していることも影響しているのか、この調査結果では、『反応スピード(インターネットの画面表示・切り替え)』がトップとなったことが注目される。『反応スピード(インターネットの画面表示・切り替え)』は通信速度の問題もありメーカーで全て解決できる訳ではないが、ユーザーの要望に応えるにはメーカー側の対応も必要となってくるだろう。以上の不満度が高い項目は今後のケータイの新製品開発において重要な視点になると予想される。ケータイの買い替え予定を聞いたところ、「2年以内に買い替える予定である」(「半年以内に買い替える予定である」13.0%、「1年以内に買い替える予定である」12.0%、「2年以内に買い替える予定である」9.6%の合計)は34.6%となり、3人に1人が、「2年以内」にケータイを買い替える予定があると回答。また、半数の回答者が「具体的な予定はないが、いずれは買い替えたいと思っている」50.4%ことが明らかとなった。「ケータイを買い替える予定がある」または「具体的な予定はないが、いずれは買い替えたいと思っている」回答者に、そのメーカーを聞いたところ、トップ3は「シャープ」52.5%、「パナソニック」40.5%、「NEC」26.6%となった。さらにこの結果を、各メーカーを利用しているユーザー別で見ると、どのメーカーも、現在そのメーカーを利用しているユーザーの6割から8割が同じメーカー(例:「シャープ」ユーザーなら「シャープ」)に買い替えたいと回答している。

調査結果

現在利用しているケータイのメーカーは何ですか?(全体:n=500)(※単一回答形式) (単位:%)
ケータイの総合的な満足度はいかがですか?(単一回答形式) (単位:%)
ケータイの各項目満足度はいかがですか?(全体:n=500)(単一回答形式) (単位:%)
ケータイ買い替えの予定はありますか?(全体:n=500)(単一回答形式) (単位:%)
どのメーカーのケータイに買い替えたいですか?(「買い換える予定がある」「いずれは買い替えたいと思っている」回答者) (単位:%)
シャープパナソ
ニック
NECソニー
エリクソン
カシオアップル東芝
全体52.540.526.623.514.813.912.5
シャープユーザー79.237.718.917.98.515.111.3
パナソニックユーザー57.470.627.920.64.417.62.9
NECユーザー38.534.684.65.80.09.65.8
東芝ユーザー48.533.39.136.421.26.157.6
日立ユーザー48.425.83.222.622.69.712.9
ソニーエリクソンユーザー30.036.716.763.326.726.73.3
カシオユーザー42.935.717.921.475.07.117.9
全体結果でトップとなった「シャープ」においては、「パナソニック」ユーザー、「東芝」ユーザー、「日立」ユーザーの約5割が(「パナソニック」ユーザー57.4%、「東芝」ユーザー48.5%、「日立」ユーザー48.4%)、「シャープ」に買い替えたいと回答しており、他ユーザーにおける「シャープ」の人気の高さがうかがえる結果となった。
調査実施先:ネットエイジア(株)