ビジネスパーソンのストレス実態・意識調査 |
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調査結果の概要
武田薬品工業(株)が実施した、『ビジネスパーソンのストレス実態・意識調査』によると、仕事・職場でストレスを「感じる(「頻繁に感じる」37.0%+「ときどき感じる」50.1%)人は87.1%と極めて多かった。男女別で見ると、大きな傾向の違いはなかった。ストレスの原因(ストレッサー)として、「上司との人間関係」57.1%や「給料(収入)が少ない」45.1%、「同僚との人間関係」38.6%などが挙げられた。「同僚との人間関係」については、男性(31.0%)より女性(46.2%)で割合が高かった。家庭・プライベートでストレスを「感じる(「頻繁に感じる」14.5%+「ときどき感じる」47.9%)人は62.4%。男女別で見ると、「感じる」としたのは男性(55.5%)より女性(69.5%)の方が14pt高い傾向があった。ストレス解消に有効と思うことで、日常的に実行しているストレス解消法トップ3は、「寝る」53.1%、「風呂に入る」29.4%、「甘いものを食べる」29.0%。男女別に見ると、男性では4人に1人の割合で「飲酒」25.5%を挙げているが、女性では、4割が「甘いものを食べる」42.4%を、3割近くが「ショッピングする」27.1%を挙げている。ストレスに対する考え方を尋ねると、『仕事・職場のストレスの原因はなくせないと思う』(88.0%)、でも、『ストレスで起きる不調・症状を緩和したい・なくしたい』(85.0%)という胸中が窺える結果となった。回答者の6割が『1年前に比べて仕事に関するストレスは増えている』(60.3%)と感じており、男性(65.1%)が女性(55.5%)より9.6pt高い傾向があった。ストレスが原因で起こる胃腸の不具合(症状)であてはまるものは、「胃痛・腹痛」46.2%が最も多く、特に、女性(51.2%)は男性(41.1%)を10pt上回る。また、いずれの症状でも、女性の数値が男性の数値を上回っている。ストレスが原因の『胃痛』などの「いずれかの不具合が(頻繁に+ときどき)ある」という人は67.6%に上り、女性(71.8%)では7割がストレスが原因の不具合を訴えていることが明らかになった。
調査結果
- 仕事・職場でストレスを感じますか? (単位:%)
- ストレスの原因(ストレッサー)は何ですか?(上記設問で「頻繁に感じる」「ときどき感じる」と回答した人:n=2,153) (単位:%)
全体(n=2,153) 男性(n=1,076) 女性(n=1,077) 上司との人間関係 57.1 57.8 56.4 給料(収入)が少ない 45.1 43.8 46.4 同僚との人間関係 38.6 31.0 46.2 仕事量の多さ 34.6 36.2 32.9 責任の重さ 30.2 31.0 29.3 仕事への評価・査定が低い 21.7 23.7 19.8 仕事の質の低さ 20.3 23.0 17.5 取引先との人間関係 19.7 25.3 14.2 仕事の相談相手がいない 17.7 16.9 18.5 部下との人間関係 14.0 17.7 10.3 - 家庭・プライベートでストレスを感じますか? (単位:%)
- ストレス解消に有効と思うことで、日常的に実行しているストレス解消法は何ですか?(n=2,401) (単位:%)
- ストレス解消に有効と思うことで、日常的に実行しているストレス解消法は何ですか?(男女別トップ5) (単位:%)
男性(n=1,183) 女性(n=1,218) 1 寝る 47.9 寝る 58.2 2 風呂に入る 27.0 甘いものを食べる 42.4 3 飲酒 25.5 風呂に入る 31.7 4 音楽鑑賞 16.9 ショッピングする 27.1 5 笑う 16.4 笑う 25.5
- ストレスに対する考え方をお答ください(全体:n=2,472) (単位:%)
- 1年前に比べて仕事に関するストレスは増えていると思いますか? (単位:%)
- ストレスが原因で起こる胃腸の不具合(症状)であてはまるものをお答ください(「頻繁にある」+「ときどきある」の合計) (単位:%)
全体(n=2,472) 男性(n=1,236) 女性(n=1,236) 胃痛・腹痛 46.2 41.1 51.2 下痢・軟便 36.5 35.1 37.9 胃がもたれる 32.4 27.9 36.8 食欲不振 26.3 22.7 29.9 胸焼け 24.6 23.2 26.1 吐き気 20.6 17.2 24.0 みぞおちの張り・つかえ感 18.8 15.5 22.1 のど・食道のつかえ感 18.4 16.7 20.1 - あなたは、上に挙げたストレスによる胃腸の不具合がいずれかひとつ以上ありますか? (単位:%)