スポーツの観戦嗜好に関する調査(2) |
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調査結果の概要
((1)より続く)スポーツの報道については、「プライベートなどは報道せず、選手を競技に集中させてほしい」が70.6%と、高い値を示しています。男女差が目立つのは、「インターネットで、よくスポーツ系の記事を読む」(男性55.6%、女性29.7%)、「見たこともないスーパープレーについて、特集してほしい」(男性63.2%、女性50.5%)など。「テレビに選手の家族が登場するのも、微笑ましくてよい」は、女性(46.7%)の方が男性(39.3%)より高い値を示しています。スポーツ選手の好みについては、「礼儀正しく、まじめな選手を応援したい」82.9%が8割を超えています。また、「親しみやすい庶民的なスポーツ選手が好きだ」67.0%、「弱気な面もある、人間的な選手に共感を覚える」57.9%、「スポーツ選手をニックネームで呼ぶのは親しみが持てて良い」53.6%など、親近感にかかわるような項目は比較的高い結果がでています。最近ではスポーツ選手のバラエティ番組への出演も見られますが、「バラエティ番組などに出演せず、競技に集中してほしい」49.3%という回答も約半数あります。選手について、野球に限らず海外リーグに挑戦する選手が増えていますが、その影響からか「国内のトップ選手は、海外に出てどんどん活躍してほしい」が67.0%。トレード自体の肯定派(「トレードなどで、選手の流動性が高まるのことは良いことだ」67.0%)がこれだけいる一方で、「ファンに愛される選手には、同じチームでずっとプレーしてほしい」54.3%も5割を超えています。その他スポーツ分野の諸問題として、北京五輪に際し、改良された競泳水着について話題になりましたが、「ウエアや道具の改良によって、記録が伸びるのは悪いことではない」は77.3%で支持されています。一方で、当時革新的な水着の着用を国ごとに認めるかどうか議論があったためか、「ウエアや道具の違いによって、記録に差が出ないようにすべきだ」60.5%も6割を超えていました。派手なパフォーマンスについては、肯定派(「ルールさえ守っていれば、派手なパフォーマンスも盛り上がって良い」55.4%)と否定派(「スポーツは競技をメインにし、派手なパフォーマンスは控えるべきだ」53.5%)が拮抗している印象です。
調査結果
- ((1)より続く)
- スポーツの報道について (単位:%)
全体 男性 女性 プライベートなどは報道せず、選手を競技に集中させてほしい 70.6 72.2 68.9 スター選手だけでなく、脇役選手についても取り上げてほしい 65.7 67.1 64.2 見たこともないスーパープレーについて、特集してほしい 56.9 63.2 50.5 テレビに選手の家族が登場するのも、微笑ましくて良い 43.0 39.3 46.7 インターネットで、よくスポーツ系の記事を読む 42.7 55.6 29.7 メジャーな種目以外についても、日常的に中継してほしい 41.3 47.2 35.3 有名選手は公人であり、プライベートが報道されるのも仕方がない 40.3 39.5 41.1 選手の年棒や獲得賞金も、気になる情報である 40.1 43.9 36.2 - スポーツ選手の好み(上位12位) (単位:%)
全体 男性 女性 礼儀正しく、まじめな選手を応援したい 82.9 82.0 83.8 親しみやすい庶民的なスポーツ選手が好きだ 67.0 67.8 66.2 挫折を味わったスポーツ選手の復活劇を見たい 61.9 61.8 61.9 地元出身のスポーツ選手は、自然と応援してしまう 60.4 60.0 60.8 弱気な面もある、人間的な選手に共感を覚える 57.9 56.6 59.1 スポーツ選手を、ニックネームで呼ぶのは親しみが持てて良い 53.6 51.3 55.8 夢や勇気をもらうスポーツ選手がいる。 52.5 51.8 53.2 ベテランの年配スポーツ選手は、自然と応援してしまう 52.1 51.2 53.0 体格に劣る、小柄な選手ほど応援してしまう 50.7 52.2 49.2 インタビューで、個性的なコメントをする選手が好きだ 50.3 50.6 49.9 スポーツ選手にはバラエティ番組などに出演せず、競技に集中してほしい 49.3 52.1 46.4 あどけなさの残る若いスポーツ選手は、自然と応援してしまう 45.6 42.0 49.2 - 選手に関する諸問題 (単位:%)
全体 男性 女性 国内のトップ選手は、海外に出てどんどん活躍してほしい 67.0 69.9 64.1 トレードなどで、選手の流動性が高まるのことは良いことだ 67.0 69.5 64.5 ファンに愛される選手には、同じチームでずっとプレーしてほしい 54.3 57.3 51.3 国内留学(私立高校の特待生制度など)には規制を設けるべきだ 49.6 51.3 47.9 国内のトップ選手の海外流出には、少し危機感を感じている 44.3 41.6 46.9 特待生制度は強豪校が生まれ、競技のレベルが高まって良い 43.0 41.2 44.8 - その他(スポーツ分野の諸問題) (単位:%)
全体 男性 女性 ウエアや道具の改良によって、記録が伸びるのは悪いことではない 77.3 76.3 78.2 球団の縛りはなくし、ナショナルチームにはトップ選手を召集してほしい 74.2 77.2 71.1 ウエアや道具の違いによって、記録に差が出ないようにすべきだ 60.5 57.5 63.4 ルールさえ守っていれば、派手なパフォーマンスも盛り上がって良い 55.4 56.8 54.0 スポーツは競技をメインにし、派手なパフォーマンスは控えるべきだ 53.5 55.3 51.7 酸素カプセルはドーピングの一種と見なされても仕方がない 29.7 32.7 26.7 この資料に関するお問い合わせ先 学校法人産業能率大学 企画広報部企画広報課 担当:秋山
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