アラウンド還暦（アラカン）世代における消費動向調査

調査結果の概要

(株)ジー・エフは、自社が保有する60代女性の電話調査モニター世帯を対象に、標記についての調査を実施しました（調査手法はアウトバウンドＩＶＲによる電話調査）。まず、最近１年以内で洋服を購入しましたか？と尋ねたところ、「購入した」女性が76.9％と最も多い割合を示しました（その一方、「購入していない」という回答も23.1％を占め、意外にも多い結果となりました）。最近１年以内に洋服を購入した女性にのみ、洋服の購入場所について聞いてみると、「デパート」が38.0％と最も多く、次いで、「総合スーパー」23.0％が２番目に多い割合を示しています。また、洋服の「量販店」9.0％という回答は少なく、「通信販売」8.0％の割合も少なくなっています。『アラカン世代』では、「デパート」か「総合スーパー」で洋服を購入するという方が６割以上を占めることがわかりました。洋服の購入金額については、「10,000円以上」という回答が25.0％と最も多く、次いで、「8,000～10,000未満」20.0％、「4,000～6,000円未満」18.0％が多くなっています。購入場所別に洋服の購入金額について見ると、『デパート』において、「10,000円以上」36.8％の占める割合が多くなっていることがわかります。また、『量販店』では「6,000～8,000円未満」44.4％の割合が多くなっています。相対的に見て、『デパート』での購入金額は高くなる傾向にあるようです。次に化粧品の使用について教えてもらいました。普段化粧品を使用していますか？と尋ねたところ、「毎日使用している」女性が87.7％と、最も多い割合を示しました。「たまに使用している」10.8％と合わせると、98.5％の女性が化粧品を使用していることがわかります。『アラカン世代』においても、化粧は欠かせないものとなっているようです。化粧品を普段使用している女性にのみ、化粧品の購入場所について聞いてみると、「ドラッグストア」が29.7％と最も多く、次いで、「通信販売」21.9％の割合が多くなっていることがわかります。洋服の購入場所においては、「デパート」、「総合スーパー」の割合が多かったのに対し、化粧品では少ない割合を示しました。『アラカン世代』は洋服と化粧品の購入場所を使い分けていることがわかります。一ヶ月あたりの化粧品購入金額については、「2,000～4,000円未満」が37.7％と最も多く、次いで「2,000円未満」23.1％の割合が多くなっています。購入場所別に買化粧品の購入金額について見ると、「2,000～4,000円未満」の割合が多くなっていることがわかります。唯一、『ドラッグストア』においては、「2,000円未満」39.5％の占める割合が最も多くなりました。『アラカン世代』は、価格帯の安い『ドラッグストア』での購入が多くなっていることがわかります。

調査結果