「オフィスの飲料事情」調査

調査結果の概要

以前ならペットボトル入りの飲料が置かれていたはずのオフィスのデスクに、携帯タンブラーや水筒を目にすることも珍しくなくなった昨今。そこでオフィスの飲料事情について調査しました。最近、ペットボトルに代わり、デスクの上に見かけることの多くなったマグカップや水筒、携帯タンブラー。実際にどのくらいの人が使用しているのでしょうか。オフィスで飲み物を飲むとき、最もよく使用している容器を聞いたところ、トップは「マグカップ・グラス」40.6％。「水筒」10.6％をあげる人も10人に1人おり、「ペットボトル」25.7％や「紙コップ」7.9％などの使い捨て容器に対し、「マグカップ・グラス」や「水筒」などの『マイ容器』が優勢という結果でした。男女別では、女性の方が『マイ容器』を好む傾向が目立ちました。オフィスにマイボトル（水筒、ステンレスボトルや携帯タンブラー）で飲み物を持参している人は、「ほぼ毎日持参」26.4％、「ときどき持参」17.8％を合わせて全体の44.2％。20代男性と40代女性は、実に2人に1人がオフィスに『マイドリンク』を持参しているということでした。マイドリンク持参を始めた時期は、「この1年以内（「～半年くらい前」34.3％＋「～１年くらい前」17.9％）」が過半数を占めました。中でも、20代男性は、なんと4人に3人（73.1％）の割合でした。理由としては、「好みの飲み物を飲みたいから」33.7％、「ごみを出さないようにするため」28.3％、「いつでも適温で飲みたいから」20.1％など、「飲料代の節約」75.5％の他にもさまざまな要素が挙がりました。普段飲み物を飲むとき、『のどの渇きを潤す』こと以外に期待することを聞いたところ、「気分転換（リラックス）」66.6％、「眠気覚まし」40.1％、「疲労回復」33.9％と、忙しい現代人らしい回答が並びました。30代女性においては、「美容」40.4％、「体調の維持」34.6％、「スリムな身体づくり」26.9％を含む全ての項目で、全体の平均をそれぞれ10pt以上上回っています。美容やダイエットに最もアグレッシブといわれる30代女性の、『あれも・これも』と欲張りな欲求が浮き彫りになりました。また、夏に飲みたい飲み物を聞いてみたところ、やはり健康に関する項目がポイントを伸ばしました。『さっぱりとした味で、気分転換できる』という情緒的なメリットとともに、「疲労回復」58.9％などの機能性も欲しい。「夏バテ防止」31.5％になる一方で、「ダイエット効果」34.6％も欲しい…。ここでも、現代人の欲張りな欲求が窺えます。

調査結果