2009年『タバコやめてネ』コンテスト |
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調査結果の概要
タバコ問題首都圏協議会では、毎年「世界禁煙デー」に呼応して、3つの企画に取り組んでいます。(1)世界禁煙デー記念シンポジウム/(2)「『タバコやめてネ』コンテスト」、そして(3)「卒煙表彰」です。「コンテスト」は2003年から実施しており、「タバコをやめたら、若い人たちをはじめ、幅広く国民に禁煙を考えるきっかけを与えると思われる著名人」が対象です。2003年から昨年までの「やめて欲しい著名人」は、[2003年=木村拓哉さん/2004年・2005年=和田アキ子さん/2006年=金本知憲選手/2007年=和田アキ子さん/2008年=小栗旬さん]でした(「和田さん」は、これまで3度も第1位でしたが、昨年夏の訪米を機に禁煙に挑戦されておられるとのことです)。今年の第1位には、NHKの「ためしてガッテン」で、毎週「健康問題」の司会役を務めており、また新作落語などでも大活躍中の「立川志の輔さん」が選ばれました。コンテストで選ばれた「タバコをやめてほしい著名人」とその理由は以下の通りです。「卒煙表彰」は、2000年から「禁煙に成功し、タバコ問題の解決や禁煙について前向きな発言をされている著名人の方」を臨時表彰しております。今年は、歌手の「和田アキ子さん」、タレントの「香取慎吾さん」、プロデューサーの「おちまさとさん」の3人に『卒煙表彰状』を贈りました。「和田さん」は、TBSテレビ「アッコにおまかせ」の番組や他のメディアなどでも、何回か「禁煙」にトライされたことを話されていました。しかし、その都度失敗していたようですが、昨年の訪米以降本格的に禁煙に挑戦され、継続しているとのことです。「香取慎吾さん」は、SMAPのメンバーとして、ぜひ「木村拓哉さん」(「タバコやめてネコンテスト」の第2位)にも禁煙を勧めていただきたいと願っております。「おちさん」は、自身のブログの中で「禁煙」の素晴らしさをアピールされています。
調査結果
- タバコをやめてほしい著名人
氏名 点 「タバコやめてね」寸評 1 立川志の輔
(落語家)201 喉がガラガラ。いい落語やって欲しいので早くやめてネ/タバコで“落伍”しないように/2002年2月放送の「ためしてガッテン」で「禁煙している」と言っていたのに…。放送をもう一度かみしめて再挑戦してもらいたい。 2 木村拓哉
(タレント)177 吸わないパパの方がかっこいい/いつまでもタバコを吸っていないで、香取慎吾さんを見習ってほしい。 3 宮崎駿
(アニメ監督)166 子供たちに喫煙シーンを見せないで/「自然」や「環境」の大切さを教え、「夢」を与える立場なので、タバコはやめてほしい。 4 麻生太郎
(日本国首相)112 シワだらけの顔とダミ声を聞くたびに将来が暗くなる/日米首脳で、「禁煙同盟」を組みましょう/国の顔がスモーカーズフェイスで日本の恥!テレビ露出度が高いのに見苦しい 5 明石家さんま
(タレント)113 「トーク番組」での喫煙をやめるべきだ/秋刀魚を焼く煙なら我慢できるけれど、タバコの煙はやめて欲しい。 6 西川史子
(美容形成外科医)85 指導的立場にある人がやめられないのは、恥ずかしいですね/美容を説く人が喫煙者では説得力がないように思います。 7 オダギリ・ジョー
(俳優)83 女性に人気のある俳優なので、その影響力が心配。 8 田中宥久子
(美容家)67 美容界をリードする人がスモーカーとは情けない。 9 加護亜依
(歌手)65 メディアをずいぶん騒がせましたね。まだやめていませんか? 10 工藤公康
(プロ野球選手)64 中年の希望の星がスモーカーとは・・。やめれば50歳まで現役続行! 次点 バラク・オバマ
(米大統領)47 ホワイトハウスは禁煙ですね。
麻生首相と禁煙の相談をぜひ!- 【12位以下】(敬称略)
小栗旬/太田光/志村けん/浜崎あゆみ/小泉今日子/片瀬那奈/松山千春/小池百合子/かわぐちかいじ 【選考方法】 2008年6月から2009年5月までの1年間、毎月行なわれる「定例会」での投票を中心に、インターネットなどで「やめてほしい著名人」を公募(5月22日までを集計)。応募方法は「やめてほしい」著名人を3人選び、1位5点、2位3点、3位1点で計算。1年間の総合得票点数を出しました。 - 「タバコ問題首都圏協議会」では、2000年から、長年の喫煙習慣に終止符を打たれるとともに、身をもってタバコに囚われない生活の素晴らしさを広く社会にアピールされている著名人の方々に「卒煙表彰状」を贈呈し、「世界禁煙デー」のイベントとして、毎年、“勝手連”的な取り組みで、幅広くメディアに話題を提供して参りました。今回は、「卒煙表彰」に加え、すでにタバコのないライフスタイルを確立され、その素晴らしさを発信し、とくに若い世代に良い影響を与えている「EXILE」に「クール・ノンスモーカー賞」を贈ることとしました。グループのリーダーHIROさんは、以前ヘビースモーカーでしたが、激しいダンスを踊る中、タバコをやめないと死ぬかもしれないと直感し、禁煙したそうです。このことをきっかけにATSUSHIさんら他のメンバーの間にも禁煙の輪が広まっていき、オーディションを受けにきたTAKAHIROさんも“ボーカリストは喉が大切だから”というHIROさんの助言により、その場で禁煙したとのこと。グループのプロ意識の高さをうかがわせるエピソードです。その後、“EXILEメンバーはタバコを吸わないことが条件”となり、総勢14人になったメンバー全員が非喫煙者となっています。若い世代に絶大な人気を誇る「EXILE」のかっこよさは、このような彼らのスタイルにも現れていることを評し、『クールノンスモーカー賞』を贈呈させていただきました。
- 2008年「無煙映画大賞」決定!
この賞は、①映画に携わる俳優・スタッフなどすべての働く人々をタバコの害から守る。②映画俳優の喫煙シーンがきっかけでタバコ依存症になった人が多いので、喫煙シーンをなくすことで当事者だけでなく観客もタバコの害から守る。③映画に携わる人々がいつまでも元気に活躍されること。また、タバコのない健康な社会となることを願う、という趣旨で始めたイベントです。選考にあたっては、①2008年中に一般公開された邦画であること。②作品にタバコの煙がでないこと。PP(Product Placement=商品配置宣伝とは、画面の中にさり気なく「商品」を登場させて宣伝する方法をいいます)としてのタバコも登場しないこと。③誰でもが楽しめる内容であること、が条件です。なお、審査委員長は、日本禁煙学会会員の見上喜美江氏です。 無煙映画大賞作品賞 『ハンサム★スーツ』 監督:英 勉 企画配給:アスミックエース・エンタテイメント 無煙映画大賞主演男優賞 武野内 豊 主演作品「あの空をおぼえている」 無煙映画大賞主演女優賞 中谷 美紀 主演作品「しあわせのかおり」 無煙映画大賞監督賞 中村 義洋 監督作品「チームバチスタの栄光」 無煙映画大賞話題賞 「花より男子 F(ファイナル)」
(敬称略) ※ 過去の受賞作 2004年 『父と暮らせば』(宮沢りえ主演) 2005年 該当作品なし 2006年 該当作品なし 2007年 『キサラギ』(小栗旬主演) ※ 汚い灰皿賞(モクモク賞) 「ぐるりのこと」 「パコと魔法の絵本」 「人のセックスを笑うな」 「アフタースクール」 「ザ・マジックアワー」 特別賞 「スカイ・クロラ」 ※ 「汚い灰皿賞」(Dirty ash tray award)は喫煙シーンの多い映画に対して授与されます。 2008年無煙映画大賞の授賞式を以下のとおり行ないます。 日時 : 2009年9月12日(土) 16時20分頃 会場 : シェラトンホテル札幌・パレスA 主催 : NPO法人日本禁煙学会(理事長・作田学) 〒162-0063 東京都新宿区市谷薬王寺町30-5-201
090-4435-9673 FAX:03-5360-6736
e-mail:desk@nosmoke55.j
http://www.nosmoke55.jpタバコ問題首都圏協議会 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-1-4 九段セントラルビル203 TEL:03-3222-6781 FAX:03-3222-6780