就職氷河期世代が物申す(2)~就職氷河期世代が見た昨今の雇用情勢~

  • 調査期間
  • 2009/03/16~2009/03/18
  • 調査対象
  • 29歳~33歳の正規従業員の男女 1,000人(男女各500人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

((1)より続く)新卒で正規従業員になれなかった場合、正規従業員に再チャレンジするためには、「留年や大学院進学」18.9%よりも、「非正規従業員として働く」39.0%方が好ましいと考えている人が4割。そして、再チャレンジのために、身につけたら良いと思うものは、「コミュニケーション能力」が34.0%で最も多かった。これまでの社会人生活を振り返って、『就職氷河期』に入社したことがプラスであったかマイナスであったか?最も多かったのは「就職氷河期は関係ない」46.2%、「プラスだった」と捉えている人も35.4%あり、「マイナスだった」18.4%の約2倍。「プラス」と回答した理由で多かったのは、「逆境に強くなった」57.6%、「我慢強くなった」53.7%。一方、「マイナス」と回答した理由では、「教育が不十分だった」42.4%が1位、以下「同期が少ない」32.1%、「あきらめが早くなった」22.8%と続く。定額給付金に充てる2兆円のつかいみちについて意見を述べてもらうと、「経済対策」45.6%よりも「雇用対策」に使うべきと考えている人が半数超えの54.4%。雇用対策に使う方法として、4人に1人が「介護現場の人手不足解消」24.8%を挙げており、以下「雇用調整助成金」17.5%、「失業者の職業訓練費用」13.7%の順となった。最後に、回答を寄せてくれた人に自分自身の状況や考えについて、答えてもらったところ、「たいへん当てはまる」と「当てはまる」の合計が一番高かったものは、『新卒時の景気は人生を左右する』で62.1%だった。また、『自分は勝ち組だと思う』と捉えている人は21.3%で、およそ、8割が「当てはまらない」と回答している。

調査結果

((1)より続く)
新卒で正規従業員になれなかった場合、正規従業員に再チャレンジするためには、どのような進路を選べば良いと思いますか?(全体) (単位:%)
新卒で正規従業員になれなかった場合、正規従業員に再チャレンジするためには、何を身につけると良いと思いますか?(全体) (単位:%)
これまでの社会人生活を振り返って、『就職氷河期』に入社したことは、社会人としてのあなたにとって、総合的に考えてプラスでしたかマイナスでしたか?(全体) (単位:%)
プラスの理由は何ですか?(上記設問で「プラス」と回答した人) (単位:%)
マイナスの理由は何ですか?(上記設問で「マイナス」と回答した人) (単位:%)
定額給付金の配付が決まりました。定額給付金に充てる2兆円を雇用対策に使うべきだという意見もありますが、あなたはどちらが良いと思いますか?(全体) (単位:%)
雇用対策に使うとしたら、どのような方法が良いと思いますか?次の中から1つお選びください(全体) (単位:%)
以下のそれぞれについて、ご自身の状況や考えが当てはまるかどうかを4段階でお答ください(全体) (単位:%)
調査実施先:学校法人 産業能率大学