若者の「定額給付金制度」に関する意識調査

  • 調査期間
  • 2009/02/27~2009/03/03
  • 調査対象
  • 調査方法
  • Webアンケート

調査結果の概要

総合人材サービスの(株)パソナグループが、若者に対して実施した定額給付金制度に関するアンケート調査によると、定額給付金制度の認知度について、回答者の77.2%が「内容も名前も知っている」と回答したが、受け取り方については、「知っている」との回答は48.5%と5割弱に留まり、制度の認知度は高いが、受け取り方についてはまだ充分に浸透しているとは言えないようだ。定額給付金制度に賛成かどうか尋ねたところ、「反対」が42.6%と「賛成」の25.8%を上回った。また賛否決めかねる回答(「どちらとも言えない」)も31.6%を占めた。一方、受け取るかどうかについて尋ねると、96.0%が「受け取る」と回答。制度の賛否に関わらず、受け取ろうと考えている人が殆どである事がわかる。定額給付金制度の賛否の理由について、【賛成】では「生活が助かるから」とした意見が、【反対】では「別の予算の使い道」や「定額給付金制度では経済効果が上がらない」などの意見が特に多かった。定額給付金で支給される〔12,000円〕の金額について尋ねたところ、57.4%が「少ないと思う」と回答し、「多いと思う」は4.9%に留まった。景気対策としては支給金額が少ない、と感じている人が多いようである。最低でもいくらあれば少ないと感じないかについて尋ねたところ、「50,000円」「30,000円」など、支給額である「12,000円」より高い金額を挙げる意見が圧倒的に多かった。定額給付金の使い道を挙げてもらうと、「貯金」30.5%が最も多く、以下「生活費」24.3%、「飲食代」14.0%と続き、「貯金」を考える人が多い事が伺えた。定額給付金に用いられる2兆円の予算を他の政策に用いるべきと思うかと尋ねると、約7割(69.3%)が、「(他の政策に用いるべきと)思う」と回答し、具体的には、「福祉・介護」22.3%や「雇用対策」18.6%、「医療」15.5%などを挙げる意見が多かった。

調査結果

※自立人(フリーター)協会Webサイト「F-navi」20代を中心とした若者329人
貴方は定額給付金制度を知っていますか?(n=329) (単位:%)
定額給付金の受け取り方をご存知ですか?(n=329) (単位:%)
貴方は定額給付金制度に賛成ですか?(n=329) (単位:%)
定額給付金を受け取りますか?(n=329) (単位:%)
定額給付金制度の賛否の理由
【賛成】(n=33) (単位:%)
【反対】(n=74) (単位:%)
【どちらとも言えない】(n=37) (単位:%)
定額給付金として支給される〔12,000円〕という金額についてどう思いますか?(n=329) (単位:%)
定額給付金が最低でもいくらあれば「少ない」と感じないですか?(n=305)(上位5位) (単位:%)
定額給付金を何に使いますか?(n=272)(上位5位) (単位:%)
定額給付金に用いられる2兆円の予算を他の政策に用いるべきだと思いますか?(n=329) (単位:%)
※定額給付金に用いられる2兆円の予算を、具体的に何の政策に用いるべきかを尋ねたところ、
    「福祉・介護」22.3%、「雇用対策」18.6%、「医療」15.5%などを挙げる意見が多かった。
調査実施先:(株)パソナグループ 自立人(フリーター)協会